新天地はメリット大だ。陸上女子800メートルで日本記録保持者の久保凛(18=積水化学)が1日、同社の京都研究所で行われた入社式に出席。「自分の名前のように『凛』とした大人になって成長したい」と意気込んだ。
五輪や世界選手権でのメダル獲得を将来的な目標に掲げるランナーは、昨年の世界選手権に800メートルで出場。予選敗退に終わったが「高校が終わってからも、ずっと800メートルを続けたいと思っていた」。本命種目での活動を第一に考え、積水化学の女子陸上部に所属しながら、クラブチームの「TWOLAPS」で男子800メートル元日本記録保持者・横田真人さんの指導を受ける道を選んだ。
実業団に所属する以上、駅伝との両立が求められるケースが多い。しかし、同社の女子陸上部は全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)で2度優勝している名門。久保が「すごい強い選手がいっぱいいる」と話すように、無理やり駅伝にシフトする必要がない選手層の厚さを誇る。「まず自分は800メートルに集中したいなと思っている。自分の種目に集中できるのも、積水さんや『TWOLAPS』さんのおかげだと思うので、自分のやるべきことをしっかりやれたら」と展望を口にした。
3月12日には東京へ引っ越して、同13日から「TWOLAPS」での練習をスタートさせた。すでに合宿にも参加しており「自分のしたい練習ができる。雰囲気が良くて、いいチームだなと感じている」とにっこり。ある実業団関係者は「久保選手はロードよりもトラック向きだと思うので、800メートルをやる上でトラックで鍛えることができるのはいいと思う」と太鼓判を押した。
理想的な環境で己を磨く久保は、今季の目標をアジア大会(愛知・名古屋)&世界ジュニア選手権(米オレゴン州)の優勝に設定している。
いとこのサッカー日本代表MF久保建英(24=レアル・ソシエダード)は6月の北中米W杯で活躍が期待される。ともに世界の舞台で夢を現実に変えていく姿に注目だ。












