新生ゼロワンの〝伝説の不死鳥〟ハヤブサが、新たな姿への〝脱皮〟を模索している。
昨年4月27日の「ルチャフェススペシャル」で衝撃デビュー。破竹の快進撃で、同7月のゼロワン伝統のリーグ戦「火祭り」を制した。ところが同11月の後楽園大会でノアの清宮海斗に敗れると、大事な一戦を落とすようになる。新崎人生とのコンビで臨んだ暮れの「風林火山」タッグトーナメント決勝では、松永準也組に敗退。しかも松永から直接フォールを奪われ、今月6日の板橋大会では松永に一騎打ちで初黒星を喫し世界ヘビー級王座挑戦権を逃した。
20日の東京・新木場1stリング大会では、フリーの中嶋勝彦に20分を超える激闘の末にノーザンライトボムで沈められた。中嶋からは実力を認められたものの、不死鳥は一時の勢いを失っているのは間違いない。本人はこのスランプをどう捉えているのか。
試合後に取材に応じたハヤブサは、「昨年4月に〝ハヤブサ復活〟としてデビューさせてもらって、江崎さんのハヤブサの姿、形を映して戦ってきた。でもそれだけじゃ、プロレス界では及ばないのかなと。ハヤブサというレスラーはすごいレスラーだと思うので、自分はハヤブサの〝力〟に乗っかっているだけ」と冷静に分析する。
故江崎英治さんのハヤブサはFMWのエースとして活躍。現在のハヤブサは江崎ハヤブサを〝コピー〟してきたが、やはりそれだけでは通じなくなってきた。「何か変化をつけなきゃいけない。それは大きな変化じゃなく、ちょっとの変化で歯車はかみ合うと思う。ハヤブサの力に自分の力を相乗して、もっと上にいけるようにしたい。何が合うのか、いろんなことを試みないと」。現在は江崎ハヤブサから〝脱皮〟して、新たなハヤブサ像を追い求めている最中だという。
中嶋戦でも飛びつき腕ひしぎ逆十字固めなど、江崎ハヤブサにはない攻撃を披露した。「相手が中嶋勝彦だから出たというところ。全力の自分をぶつけないと試せないと思うので、これからも強い相手と削り合って、今のハヤブサを研ぎ澄ませていきたい。江崎さんのハヤブサの魂、技を引き継いだ上で、今のハヤブサをつくっていきます」
4月3日の新宿フェイス大会では、BUSHI(ロス・トランキーロス・デ・ハポン)とのシングル戦が控える。不死鳥は今後も強敵と変化を追い求めていくつもりだ。













