新生ゼロワンの20日東京・新木場1stリング大会で、〝××スタイル〟こと中嶋勝彦(38)が〝伝説の不死鳥〟ハヤブサとの初一騎打ちを激闘の末に制した。

 2月にゼロワン道場に乗り込み、「あなたに興味がある」というハヤブサとのシングル戦が実現した。2月28日板橋大会では上り調子でゼロワンのエース候補、松永準也を下しており、序盤からじっくり攻め立てる。ハヤブサが右腕に集中攻撃を浴びせてくると、ドラゴンスクリューからストンピングで右ヒザを痛めつける。得意のキック乱れ打ちから、コーナーのハヤブサを串刺しキック連発で追い詰める。

 ハヤブサもスワンダイブ式のセントーンからムーンサルトプレスを放ち、譲らない。15分を超えると中嶋がバックドロップ、ハヤブサがジャーマンを打ち合い、両者がダウンする激闘となった。ハヤブサはファルコンアローから必殺のフェニックススプラッシュで勝負に出るが、中嶋は両ヒザを立てて迎撃する。不死鳥を撃ち落とすと、バーティカルスパイクからこん身のノーザンライトボムを決めて葬った。

中嶋勝彦(左)にトペ・コンヒーロを放つハヤブサ©プロレスリングZERO1
中嶋勝彦(左)にトペ・コンヒーロを放つハヤブサ©プロレスリングZERO1

 会心の勝利を収めた中嶋は「今のハヤブサを存分に味わったよ。ハヤブサの歴史はとてつもない。濃い時間だし、素晴らしい歴史がある。でも中嶋勝彦の歴史もそれなりに歩んで来たんだよ。今日は気持ちよかった。まさかいい気持ちがするなんて思ってもいなかったよ」と不死鳥の健闘をたたえ、握手をかわした。その上で5月31日に大阪・アゼリア大正ホールで開催される自身の自主興行に参戦をオファーした。ハヤブサも「もちろん出るよ。いや、出させてください」と受諾した。

 試合後のインタビューでも「僕が思っていた以上だった。(自分と)似たような匂いを感じた。これからハヤブサという歴史を学びながら、新しいハヤブサをつくるんじゃないか」と、昨年4月にデビューした不死鳥にエール。さらに「フリーとしてはいい刺激をもらっている。またオファーがあれば、上がりたい」と、今後のゼロワン継続参戦にも意欲を示していた。