立ち技打撃格闘技イベント「RISE ELDORAD 2026」(3月28日、東京・両国国技館)で長谷川海翔(20)とのRISEスーパーフライ級王座決定戦に臨む同級1位の那須川龍心(19)が必勝を誓った。プロ初黒星から再起を目指す兄・天心(帝拳)からの刺激もパワーにして、さらなる高みを目指す。
龍心は昨年、RISEフライ級王座を返上し、満を持してスーパーフライ級に転向。その初戦でも政所仁に判定勝ちを収めるなど、快進撃は続いた。今回は同級3位の長谷川と空位になっている王座を争う。「今回はあくまでも通過点というか。自分は、その先を見ているんで」と断言。そして「今年はむちゃくちゃやります。ガンガンいきます。この試合はその第一歩」と力を込めた。
もちろん油断しているわけではない。長谷川について「すごく強いと思っています。パンチ力もあるし、KO率も自分より高いですし」と警戒。展開については「まだ想像できないし読めないですけど、どうなってもいいように準備をしてます」とさまざまなパターンを予測する。「ぶっ倒して誰がチャンピオンにふさわしいか証明します」と力強く宣言した。
そんな龍心にとって特別な存在なのはもちろん、ボクシングに舞台を移して活躍を続ける兄の天心だ。今でも週に1回、ともに練習しており「いい刺激をもらってますし、いい技術ももらってます。練習に対する質も上がっています」と明かす。今回の試合が決まった際も天心からは「もっと段階を踏んでもよかったけど、別に今のお前なら問題ないっしょ。気持ちっしょ」と背中を押されたという。
だが、昨年11月にその天心が井上拓真(大橋)に初黒星を喫する〝事件〟が起きた。これに龍心は「もちろん悔しかったけど、これで次が楽しみになったとも思います」と指摘。「今、本人はすごいやる気と活力に満ちあふれている。だからこそ自分も負けていられない。いい影響を与えてもらっています」と、再起に取り組む兄から刺激を存分に受けているとした。
龍心は「今年は兄弟で〝のろし〟を上げていかないといけない。いい波に乗っていきたい」と拳を握る。2026年を那須川兄弟の年とできるか。












