ミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケートの金メダリストたちが続々と世界選手権(24日開幕、チェコ・プラハ)を欠場することになり、ロシアで批判が噴出している。

 世界選手権は五輪直後の日程ということもあり、女子の米国代表アリサ・リュウ、男子のカザフスタン代表ミハイル・シャイドロフ、ペア日本代表の〝りくりゅう〟こと三浦璃来、木原龍一(ともに木下グループ)組など金メダリストが相次いで欠場を表明している。

 一方で、米国代表イリア・マリニンや日本代表の坂本花織(シスメックス)ら多くの有力選手は出場する。そうした背景から、ロシアメディア「スポーツ24」は「オリンピックチャンピオンは大金を手にしておじけづいたのか」と金メダリストたちの姿勢を糾弾。「ミラノ五輪では、ミハイル・シャイドロフ、アリサ・リュウ、三浦、木原組、ローレンス・フルニエボードリ、ギヨーム・シゼロン組が金メダルを獲得した。プラハの大会に出場するのはフランスチームのみだ」と強調した。

 同メディアは最高峰の舞台である世界選手権を〝軽視〟する姿勢を疑問視。「オリンピック後の世界選手権は、魅力に欠ける試合であることは周知の事実だ。オリンピック直後に引退する選手もいれば、けがや疲労を理由に早期休養する選手もいる。この傾向は1990年代に始まった。プレゼンテーションと観客の関心の両面で、フィギュアスケートにとって間違いなく最高の時代だった。以前は、オリンピックで優勝したばかりの選手が世界選手権にも出場していた」と五輪と世界選手権の両大会を制してこそ真の王者だと主張した。

 ロシアは国際大会での出場禁止が続いており、出場権があるのに出ないという選択に対して嫉妬もあるのかもしれない。