中道改革連合の小川淳也代表は9日、衆院予算委員会集中審議に出席。東京ドームで開催中のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドに「現地で観戦した閣僚がいますか?」と挙手を求める場面があった。

 小川氏は小学校から野球を始めたことで知られており、香川県の香東中学校、高松高校でも野球部に所属した元球児だ。

「WBCをネットフリックスでしか見られないことは、そういう時代なのかなと思い、複雑な思いを持っています」と述べた小川氏は、高市早苗首相が日韓戦(7日)の始球式を行うとした一部報道を念頭に置いてこう述べた。

「総理は始球式を見送られました。(イラン情勢などの)状況をみて、そう判断されたのだと思います。当然、3月6日から8日までの試合観戦も控えられていたんですよね」と質問。これに対し高市首相は自席でうなずいた。

「せっかく13人もの閣僚が来られています。総理は始球式を控え、試合観戦も控えている。このなかで『私は6日から8日にかけて現地(東京ドーム)に観戦に行った』という閣僚がいたら手を挙げて趣旨を答弁してください」と求めた。

 最初に手を挙げたのが片山さつき財務相。小川氏は「本当におひとりですか」と聞くと、続いて高市首相の後ろの席に座っていた木原稔官房長官、城内実経済財政担当相も手を挙げた。

「ちょっと、危機管理上の…」と述べたが、坂本哲志委員長から質問時間の終了が告げられた。

 小川氏は「答弁はまた一般質疑で、後続の打者(委員)に委ねたいと思います。総理もご存じだったのか、2人の閣僚にはあらためて答弁を求めたい」とした。

 木原氏は終了後に開いた会見で「プライベートで天覧試合を観戦しました。総理官邸の危機管理センターは24時間態勢で情報収集しており、常に迅速に報告を受けています」と述べ、危機管理上の問題はないとの認識を示した。

 小川氏の意表を突いた質問について、永田町関係者は「イラン情勢が緊迫したなかで閣僚の野球観戦を問題視したかったのではないか」と推測した。