高市早苗首相は9日の衆院予算委員会に出席。米国とイスラエルによるイラン攻撃が始まった2月28日、官邸で初期対応を済ませたのち石川県知事選に出馬していた馳浩氏の応援に駆けつけていたことに関して質問を受けた。
8日に投開票が行われた石川県知事選は、新人で無所属の前金沢市長の山野之義氏が再選を目指した馳氏を接戦の末破って初当選。結果的に高市氏の応援は実らなかった。
中道改革連合の小川淳也代表は「この候補(馳浩氏)への応援そのものが、米国のイラン攻撃が始まった直後でしたから…。(応援に)行かれること自体に賛否があったと思います」と質問した。
これに高市首相は、米国とイスラエルによるイラン攻撃直後に、首相官邸で情報収集のための組織を立ち上げたこと説明。金沢市への移動中も報告を受けながら各省庁に対し指示を出していたと説明した。
「適時、移動中も含めて集まった情報については報告を受け、私から新しい指示も出しながら移動をいたしました」と振り返り、馳氏への応援に「不適切だったとは思っていません。危機管理は十分に行ったつもりでございます」と主張した。
永田町関係者の間で「高市首相が自らテコ入れを行ったのは異例だった」と指摘されたのは、首相は国政への悪影響を避けるため、地方選の応援をしないことが不文律とされてきたから。それでも高市氏や閣僚、日本維新の会・吉村洋文代表らが応援に駆けつけた以上、馳陣営は必勝が義務づけられた選挙戦だった。「高市人気に水を差す格好にならなければ…」と不安の声も上がっている。











