肉食パワーで勝つ! ボクシングWBA世界バンタム級挑戦者決定戦(15日、横浜BUNTAI)で、同級4位・増田陸(28=帝拳)と対戦する同級1位ノニト・ドネア(43=フィリピン)が9日、横浜市内で練習を行った。

 5階級制覇のレジェンドが驚きの行動を見せた。試合が6日後に迫っているドネアがレイチェル夫人らと焼肉に舌鼓。大方のボクサーなら減量の追い込みに入る時期だが、ドネアは「たくさん食べて、たくさん体を動かして、今は自分の体が自分の言うことを聞いてくれるような感じがする」と元気ハツラツだった。

 一般的な焼肉はカロリーの高い脂肪分と体内に水分をため込む作用がある塩分が多く、減量に悪影響があると考えられる。だが、ドネアはDNAから体を検査したことで肉食が合っているといい「DNA的にハンター的な素質があって、肉を消化することに長けている」と胸を張った。

 増田の印象については、「彼に対してリスペクトがないという意味ではない」と前置きしつつ、「自分のやるべきことに集中しているので、あまり増田選手のことを考えていない。もちろん過去の試合は見たが」と話す。そして「最終的にリングの中で手が上がるのは自分自身。最高の自分を見せるのが一番大事」と自信を示した。

 また、ドネアを全盛期に戻す指導をしているという新トレーナーのゲイブ・フローレス氏は「圧倒的な強さでKOでも何でもドネアが勝利するのが自分たちの展開予想」と豪語した。

 この日は、力を抑え気味にシャドーボクシング、ミット打ち、サンドバッグ打ちを披露。余裕の表れか、練習中には「スーパースタミナ!」と叫んで腹筋を誇示し、練習後には大笑いしながら動画撮影するなどリラックスムードを漂わせた。

 肉食動物のごとく白星を狩ることはできるか。