大相撲春場所初日(8日、大阪府立体育会館)、幕内伯乃富士(22=伊勢ヶ浜)が幕内欧勝馬(28=鳴戸)に敗れて黒星発進。相手にはたき込まれて土俵に落ちた際には、左足を押さえて悶絶する場面もあった。

 今場所前、師匠の伊勢ヶ浜親方(34=元横綱照ノ富士)から暴力を振るわれたことが発覚。師匠と共に日本相撲協会から事情聴取を受けた。伊勢ヶ浜親方は春場所を休場し、正式な処分は場所後の理事会で決定する見通し。伯乃富士自身は先場所で負傷した左足の治療もあり、初日の直前に稽古に合流。心身の状態が不安視される中で、出場することを選択した。

 取組後の支度部屋では「(左足の状態は)まだ分からない。先場所と同じように(足の指先が)入ってしまった」と厳しい表情。調整不足のまま本番を迎えたことには「場所前に関取衆と胸を合わせることができなかった。足のリハビリをやりながら、できるトレーニングをやってきた」と気丈に話した。

 一方で「昨日、師匠と、しっかり相手を起こして前に攻める相撲をやり切るという話をしました」と語り、普段通り師匠から指導を受けたことも明かした。その上で、場所前のトラブルについては「ご迷惑、ご心配をおかけして申し訳ないという気持ちです」と謝罪の言葉を口にした。