ミュージシャンのGACKTが5日、「X」(旧ツイッター)を更新。ミラノ・コルティナ冬季五輪フィギュアスケートのペアで金メダルを獲得した「りくりゅう」こと三浦璃来、木原龍一ペアの報奨金に疑問の声をあげた。りくりゅうは2月26日、所属の木下グループでそれぞれ2000万円の報奨金が贈られた。

 このニュースでGACKTのスタッフが「すごーい!2000万!」と驚きの声をあげたというが、これを聞いて「正直ゾッとした」というのだ。

 GACKTは「世界一を取った二人に2000万円。称えるのはいい。だが、、、人生を賭けて世界の頂点に立った人間への評価として、この金額は低すぎないか?」と首をひねったようだ。

 続けて「【世界一】を取りに行くということ。それは『好きだから』や『趣味だから』で到達できる世界じゃないことくらい、どんなバカでもわかるはず」と指摘。

 さらに「青春を削り、膨大な時間を注ぎ込み、文字通り人生を削って辿り着く場所。もちろん、人生を賭けてもそこに辿り着ける人間はほとんどいない。だからこそ思う。その人生を賭けた代償を考えればこれ、安すぎないか?」と人生を賭けた値段として、あまりに安い…というわけだ。

 また「日本の国民性なのか、日本人は【努力の物語】が好きだ。だが、【勝者の価値】を本気で理解し、評価しているとは思えない。彼らの稼ぎは会社員のように定年まで続かない。現役の時間は恐ろしく短い。怪我やアクシデントで選手生命が突然終わることだってザラだ」と短い選手生活に人生を賭けている点を指摘し「つまり、短い現役期間の中で一生分の生活を作らなければならない世界に彼らは生きている。そして、そのほとんどの人たちは道半ばで諦めなければならない現実」とりくりゅうのようなアスリートが生きている、過酷な世界の現実を強調した。

 2000万円について「そんな過酷な環境と現実の上で、世界の頂点に立った二人への評価がこの金額なのか?これで、子供たちはこの世界を目指すだろうか?」と改めて疑問視。

 そして「子供は最初、【好き】という好奇心から夢を見る。だが、本気でやろうとした瞬間にこう言われる。『そんなことをやっても稼げないからやめなさい』そんな言葉を浴びせられる子供たちを想像してほしい。トップを作りたいなら、、、夢を追う意味や価値を次の世代に伝えたいのなら、拍手や称賛だけじゃ足りない。国も企業も、【覚悟のある評価】を示すべきじゃないか?世界一に対する評価がこの程度なら、『夢を追え』と子供に言う資格なんて大人には存在しない」と、とても子どもに夢を与える金額ではない、と強調した上で「こんなことを考えるのが、ボクだけじゃないことを切に願うよ」と訴えかけている。