ロシアフィギュア界の〝重鎮〟タチアナ・タラソワ氏の怒りの見解に、韓国メディアが過去の因縁を蒸し返した。

 タラソワ氏は、同国メディア「RIAノボスチ」が「国際スケート連盟(ISU)がフィギュアスケートの採点に対する批判を禁止する方針」と報じたことを受け、「もし彼らが不当なことをしたなら、それを指摘してはいけないのか? フィギュアスケート界で70年間働き、これほど多くの(五輪)チャンピオンを育ててきた私が、それについて何も言う権利がないというのか?」と不満をあらわにした。

 こんな〝重鎮〟の言い分に韓国メディア「スターニュース」は、同氏について「韓国のフィギュアファンにとっては不快な記憶として残っている人物だ」と指摘。キム・ヨナが金メダル獲得した2010年バンクーバー五輪については「当時(銀メダルの)浅田真央(日本)を指導していたタラソワは、キム・ヨナの得点について『それほど点差が開くほどではなかった』と演技をおとしめた。

 そのほか、キム・ヨナが演技順番を待つ間、意図的に彼女の機嫌を損ねる行為を繰り返し、韓国フィギュアファンを不快にさせた」と伝えた。

 さらに14年ソチ五輪に関しては「(銀メダルの)キム・ヨナは完璧な演技を披露したにもかかわらず点数が低く、物足りない演技を見せたロシアのアデリナ・ソトニコワに金メダルを譲らざるを得なかった。それでも当時ロシア放送で解説を務めたタラソワはソトニコワの優勝が当然だという立場を強く示した」と振り返った。

 その上で「タラソワは『キム・ヨナのジャンプ構成点数が低く、ソトニコワの方がはるかに難しい技をこなした』と納得しがたい主張を展開し、韓国フィギュアファンの怒りを買った」とした。