ミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケート女子で5位のアンバー・グレン(米国)が、大会のフェアプレー賞にノミネートされた。

演技直後は表情に悔しさがにじんだ坂本花織(ロイター)
演技直後は表情に悔しさがにじんだ坂本花織(ロイター)

 女子で金メダルに一歩届かず銀メダルだった坂本花織(シスメックス)が泣いている姿をカメラマンが撮影しようとした際、グレンは映さないように身を挺して阻み、守ったことが感動を呼んでいた。大会公式サイトは「生々しいもろさの瞬間に、アンバー・グレンは自分の姿よりもライバルの幸福を選んだ。自身の失望にもかかわらず、彼女は坂本花織を邪魔なカメラから守るために介入し、注目よりもメンタルヘルスと人間の尊厳を優先した」と、ノミネートの理由について説明している。

 グレンは自身のインスタグラムのストーリーでノミネートされたことを投稿し「これは私にとって、何より大切なこと」と記している。 

4位に終わった千葉百音(左)も慰めていたアンバー・グレン(ロイター)
4位に終わった千葉百音(左)も慰めていたアンバー・グレン(ロイター)

 フェアプレー賞は、大会中に高いレベルのスポーツマンシップ、誠実さ、連帯を示した選手に贈られる。また、佐藤駿(エームサービス・明大)の銅メダルを自分のことのように喜んだ銀メダルの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)、金メダルのミハイル・シャイドロフ(カザフスタン)を祝福したイリア・マリニン(米国)らもノミネートされている。