ミラノ・コルティナ五輪でスピードスケート女子1000メートルなど3個の銅メダルを獲得し、通算は10個目で日本歴代3位となった高木美帆(31=TOKIOインカラミ)は、サッカーなでしこジャパンのエースストライカーになれたか。
高木は中学生だった2008年に日本サッカー協会のナショナルトレーニングセンター女子U―15に選抜。小学2年からスケートとともにサッカーにも取り組んでおり、高い身体能力が北海道トレセン関係者の目にとまったという。ジャンプ力があり、点が取れる大型ストライカーとして将来のなでしこジャパン入りも期待されていた。
22年北京五輪で高木が4個のメダルを獲得した際も「元サッカー選手」であることがクローズアップされた。日本協会の田嶋幸三会長(当時)は「高木さんみたいな方がサッカーをやってくれたら良かったけど。15歳のときに日本代表のユニホームを差し上げた。何とかサッカーにとどまってくれないかなと思った」となでしこ候補の決断に未練を語っていた。
では、実際にサッカーを続けていれば、日本代表に選出されたのか。なでしこ関係者は「身体能力が高いのは女子では貴重な戦力ですし、スピードもあるようなので期待はできます」と高評価。五輪でメダルを量産するフィジカル力があれば、海外の屈強な選手たちに当たり負けすることもないはずで、エースストライカーになれた可能性は高いという。
しかし、致命的な〝弱点〟もあるという。「あくまで一般論ですけど、お尻の大きな女性選手はサッカーに不向きとされているんです。何で? 瞬間的に止まったり走ったりするアジリティーのときに流れてしまって、うまくできなかったりするので。(元なでしこジャパンDF)鮫島(彩)みたいにできる選手もいますけど、あれは例外中の例外。基本的には難しいかと…」と解説した。
スピードスケートの選手は力強い走りをするため、でん部が発達して大きな選手が多い。このため、両立したとしてもサッカーは苦戦した可能性もありそうだ。













