格闘技イベント「RIZIN.52」(3月7日、東京・有明アリーナ)で、ルイス・グスタボ(29=ブラジル)と対戦する〝サクジュニア〟こと桜庭大世(27)が「ハイブリッド宣言」だ。

 大世は21日、都内で行われた合同公開練習に登場。スパーリングで鋭い左ミドルを放つなど、順調な仕上がりをアピールすると「今までで一番激しいというか、血まみれ、汗まみれ…みたいな試合になると思うので。満身創痍でも、ボロボロになってでも勝つ…みたいなところを見せたいと思います」と力を込めた。

 その後の取材では「3月って新生活を控える季節じゃないですか。だから、ソワソワしている人もたくさんいると思うんです。そういう人たちの背中を押せるような試合をしたいです」と、進学や就職を前に不安を覚えている人々に勇気を与えたいと意欲。

RIZIN常連のルイス・グスタボ
RIZIN常連のルイス・グスタボ

 相手のグスタボについては「引かないイメージがある。嵐じゃないですけど、あれに巻き込まれたらヤバいって感じはあるんですけど」と強打を連発する台風のような打撃を警戒する。それでも「そこに僕も打撃でいきたい気持ちもあるし、かいくぐって寝技で決めたい気持ちもあります。でも(ヴァンダレイ)シウバ vs 桜庭(和志)を昔見ていた人からしたら、寝技で決めてほしいと思うんで。だから寝技で決めたい気持ちが強いですね」と一本勝ちを狙った。

 今回の試合はかつてPRIDEで繰り広げられた父・和志とグスタボの師・シウバとの激闘を想起させる戦いだ。だが、大世は父がシウバの所属先であるブラジルの「シュートボクセ」に出稽古していたことをあげ「小さいころから、家にシュートボクセグッズがあったんですよ。それで子供のころはシュートボクセTシャツを着てたし、塾もシュートボクセのリュックで行ってたんで」と告白。

00年代前半、壮絶な勝負を繰り広げた桜庭和志(右)とヴァンダレイ・シウバ
00年代前半、壮絶な勝負を繰り広げた桜庭和志(右)とヴァンダレイ・シウバ

 そのほかにもジム関係者と交流があったことから、シウバに敵対心よりも親近感を感じているとして「向こうは『俺はシウバのレガシーを継いでる』みたいなことを言ってましたけど、僕はシウバのレガシーと桜庭和志の血を継いでるハイブリッド人間なんですよね。だから僕の方が上なんじゃないかと思いますけど、どうですかね」と分かるようで分からない父譲りの〝桜庭節〟を展開した。

 キャリア最大の難所になることは間違いない大一番を、サクジュニアは突破できるのか。「今回勝てれば、夏ごろとか年末とかにいい試合を組んでもらえるだろうし…。いい試合をしたいっていう気持ちが強いです」との言葉通り、最高の白星を手にしたい。