日本時間20日朝、メダルが決まったミラノ・コルティナ冬季五輪のフィギュアスケート女子シングル。最後となる五輪で銀メダルに輝いた坂本花織(25=シスメックス)のフリー滑走で流れたエディット・ピアフの名曲が、坂本自身を表すようだとファンの感動を呼んでいる。
「バラ色の人生」「愛の讃歌」、そして「水に流して」へ。20世紀最大の女性シャンソン歌手と称されたピアフ(1915―63)のメドレーがあった坂本のフリー使用曲。後者は「ノン・ジュ・ヌ・リグレッット・リアン」が原題で、直訳すると「いいえ、私は何ひとつ後悔していない」となる。
今季限りで引退する坂本にとって、この日のフリーが、エキシビションを除けば五輪で最後の競技滑走だった。「私は後悔しない」に、X(旧ツイッター)では「今季で引退するかおちゃんの心情が伝わってくるようだった」「彼女の気持ちを現しているよう」「(私は後悔しない)の歌詞に泣けた」「もう集大成すぎて号泣した」「『水に流して』が大好き」「競技生活の最後を飾る坂本花織のチョイス、いまの心境なんだろね。見事でした」などとたたえる投稿が相次いだ。
ピアフの代名詞と言える「愛の讃歌」は、50年に発表された世界的な名曲。24年パリ五輪開会式でセリーヌ・ディオンがエッフェル塔から歌い、現代の若者らも知るところとなった。「水に流して」は60年ごろの曲。ピアフは病魔に侵されていたと言われ、3年後に47年の生涯を閉じた。
ピアフはリビエラで死去しており、今回の五輪開催国イタリアにも縁があった。













