ミラノ・コルティナ五輪ノルディックスキー・ジャンプ男子スーパー団体決勝(16日=日本時間17日、プレダッツォ・ジャンプ競技場)で、日本が〝幻の銀メダル〟で6位に終わることになったまさかの打ち切り判断に、波紋が広がっている。
日本は個人ノーマルヒルと混合団体銅、ラージヒル銀メダルの二階堂蓮(日本ビール)が、3回目の1人目で138・5メートルのビッグジャンプで6位から2位へジャンプアップ。しかし、その後に雪が強くなり、3回目の2人目が途中まで飛んだところで中断し、そのまま競技終了となった。成績は2人ともジャンプを完了した2回目終了時点で決まったため、二階堂のジャンプは幻となり、2位だった日本はメダルを逃すまさかの事態となった。
この決定の直後に天候は好転。雨雲レーダーからもすぐに雪がやむ予報だっただけに、3本目を飛べなかった小林陵侑(チームROY)は「気象レーダーを見れば、5分後にやむとは絶対わかってたのに。それを知っていても、しなかったんだな…」と語るなど日本チームから疑問の声が噴出し、ドイツなど割りを食ったチームからも怒りの声が上がるなど大きな波紋を呼んだ。
結果的に上位が伝統国の北欧勢が占めたこともあり〝疑惑の打ちきり〟として世界中で議論が沸騰。競技の公平性にかかわる問題として、SNS上では「スキージャンプの件、あらゆる得点の件、国際スキー・スノーボード連盟(FIS)に、不信感は募るばかりです」「小林陵侑のコメントが全てでしょ。彼曰くFISは雨雲レーダー見ればすぐやむってわかったのに中止にした。つまり知らんぷりした。オーストリアが勝って良かったですねと。こんなこと選手に言わせたらあかんしスキージャンプの人気も落ちるって上層部はわかんないのかな?」「北京の件といい、日本におけるスキージャンプのイメージが益々悪くなっていってますね…」などとファン離れを懸念する声が上がっている。
前回北京五輪では不可解なスーツ違反が続出し、混合団体で日本の高梨沙羅(クラレ)が失格になるなど物議を醸した。スキージャンプは不可解な裁定が目立つだけに、ファンも納得感が得られる運営方法をFISは求められそうだ。












