衆院選で議席ゼロに終わった日本保守党の百田尚樹代表のX投稿に支援者で知られる元大王製紙会長の井川意高氏が決別を示唆し、党内外に波紋が広がっている。

 保守党は衆院選で公示前1議席から議席を失う結果に終わった。百田氏はXに「スポーツの世界でも何でもそうだが、勝敗が決まってから、多くの人たちが一斉に勝因と敗因の分析を披露する。まるで自分は何もかも見通していたかのように」とポストしたことに井川氏は「先生ダメです こういう負け惜しみは申し訳ありませんが先生の一連のポストで日本保守党を応援する気持ちが失せました 失礼します」と反応した。

 百田氏は「別に負け惜しみではないですけどね。勝敗が決した途端に、頼みもしないのにしたり顔で敗因分析を押し付けてくる人たちに皮肉を言っただけのことです。井川さんに言ったわけではありません」と説明したが、井川氏は「たぶん変わらないと思うので決別します ほんとうに悲しいです」「今後邪魔はしないが応援することもない」などと連投した。

 さらに「党のトップがあんな不貞腐れた不遜なポストをされては私の思いを受けて投票してくださった方々へ会わせる顔がないではないか 代表がそんなでは日本保守党に伸び代は無いと思わざるを得なかったのだ これを最後にもう触れないが3年後4年後に『井川の見立ては間違っていた』と私が嘲笑されることを祈っています」と三くだり半を突き付ける事態にまで発展した。

 これにも百田氏は「去っていく人は、もちろんその人の自由やけど、黙って去ればいいのにねとは思う。何はともあれ、これまで応援してくれた皆様、ありがとうございました」とポストした。

 結党以来、保守党を支えていた井川氏だけにネット上では仲直りや離反を煽るなどさまざまな反応が寄せられている。保守党支援を表明している福永活也弁護士は「支持者の方で井川さんに酷い暴言を吐いている人がいますが、そういうのは保守党の加害イメージに繋がるのでやめませんか 今後も外部に対して必要な批判はするし、一方、誰かが離れていくことや批判に転じる自由も尊重してみるのはどうでしょう」と提案した。

 そんな喧騒をよそに百田氏は「今回の選挙、たしかに日本保守党は議席は取れなかったが、それだけのこと。党がなくなったわけでもなければ、スタッフの命を取られたわけでもない。失った議席はまた取り返せばいいだけの話。支援者もアンチも大騒ぎするなって」と淡々とした様子だった。