ミラノ・コルティナ五輪ノルディックスキー・ジャンプ混合団体(10日=日本時間11日)、日本は同種目で初の3位となり、女子の高梨沙羅(29=クラレ)が華麗な〝復活ジャンプ〟を見せつけた。

 前回大会では、1回目103メートルの大ジャンプ後に失格となり、日本は4位。今回は丸山希(北野建設)、小林陵侑(チームROY)、二階堂蓮(日本ビール)とともに出陣した。3人目の高梨は、1本目95・5メートル、123・4点で順位を5位から3位に押し上げる。2本目も97メートル、125・6点を記録し、日本の銅メダルに大きく貢献した。

 試合後に「みんなのおかげで取らせてもらった銅メダル。今でも信じられないけど、徐々に(メダルの)重みを感じています」と感無量。「不安要素の方が多くて緊張していたけど、ここで2本いいジャンプを揃えられた」と安どの表情を見せた。

 男女を通じてW杯歴代最多の63勝を誇るが、昨季から採点ルールが変更され、着地姿勢のテレマークが重視されるようになったことに苦戦。今季の開幕前、課題克服のために「曜日によって、ウエイトやスピード系などでトレーニングメニューは違うけど、どれもテレマークに特化した動きが多い。そんな感じで変わってきている」と明かした。

 テレマークに関して、男子のエース小林陵侑(29=チームROY)からは「(スキー板の)テール(後方部)を擦りながら板のしなりを使って入れる」と具体的なアドバイスを受けた。その言葉を踏まえ、実戦的なトレーニングにも取り組んできた。

 大一番で復活を遂げた高梨は「ずっと団体戦は苦手だったけど、このチームだからできたこと。彼女、彼らがいてくれたから幸せな日にもなれた」と周囲への感謝を口にした。