国民民主党の玉木雄一郎代表は21日、国会内でスポーツ紙などの合同インタビューに応じた。高市早苗首相が表明した衆院解散総選挙(27日公示、2月8日投開票)を受けた決意や選挙戦略、立憲民主党と公明党が結成した「中道改革連合」を批判し離党した原口一博衆院議員の動きなどを大いに語った。

 高市首相は19日の会見で23日の通常国会冒頭で解散を表明し「高市早苗が内閣総理大臣でよいのかどうか、いま、主権者たる国民のみなさまに決めていただく、それしかない」と述べ、中道改革連合を結党した立憲民主党の野田佳彦代表、公明党の斉藤鉄夫代表を含めた〝総理の選択選挙〟と位置づけた。

 玉木氏は「突然の選挙になって正直、驚きました」とした上で「支持率が高い時に解散しようとか、(政党間で)一緒になったら議席が増えるという政局選挙最優先の政治ではなくて、あくまで政策重視、国民生活最優先、経済最優先の新しい政治に変えていきたいし、それは私は(衆院選の)1つの争点だと思います」と語った。

 続けて「去年の参院選のときといまと比べて与党は自公だったのが、自民と維新になっているし、野党は立憲と公明が一緒になるといって、与党も野党もある種、大きく変わっているんですけど、変わらないのは国民民主党だけですよ。予算を伴う法律を提出できる権限を持っているような大きさの政党でまったく変わっていないのは我われですよ」と強調した。

 玉木氏は衆院選に向け20日に都内数か所で街頭演説を開催。その際、同党公式からの動画、自身の「たまきチャンネル」に関し「みなさん〝切り抜き職人〟になってください。我われは著作権フリーなので、じゃんじゃん切り抜いてください」と聴衆に向かって呼びかけた。

「今回、(衆院選が)短期決戦なのと積雪寒冷地帯、雪国ではですね、なかなか(選挙)活動が難しいし、ポスターを貼っても雪で見えなくなったりするので、その意味ではいままで以上にSNSの役割が大きくなると思うんですよね。我われはいまクラファン(クラウドファンディング)で募集している通り、お金もあまりないので、我われが出した情報、動画は著作権フリーですから、切り抜いて拡散の協力をですね、ぜひやっていただきたい。みんなで拡散の勢いをつけていきたいなと、そんな思いで呼びかけました」

 政界では中道改革連合が誕生する一方で、原口一博氏が立憲民主党を離脱。次期衆院選で、自身の政治団体「ゆうこく連合」から佐賀1区で立候補すると表明した。

 その原口氏について聞かれた玉木氏は「いろんな強い思いを持っておられたんだと思います。特にワクチンに対してね、厳しい態度を取られていたので。そういうところで一致する方と新しい政治勢力を作りたいということだと思うんですけども。我われは反ワクチンではないので、そこはなかなか相容れないところはあるんですけど、ただご自身の政治信条に従った行動なので、それを我われが外野から何かを言うことは差し控えたいと思います」とコメントした。

 ネット上では「国民民主と合流するのか」という声もあるが、玉木氏は「それはないです」とキッパリ否定した。