UFOは本当に存在するのか――。信じる人がいれば、首をかしげる人もいる。そんな中、吉本興業文化人所属の久間章正(56)は「UFOは乗り物ではなく、生命体です」と断言する。かつて航空自衛隊として空を見つめていた男が、今は福岡・行橋市を拠点に全国で活動する“UFOを呼ぶ男”として注目を集め、空の向こうに暮らす“隣人”たちと心を通わせている。

UFO目撃談を力説する久間章正氏
UFO目撃談を力説する久間章正氏

 初めて見たのは小学3年の時。鹿児島・甑島でオレンジ色の光を目撃したという。「あれは何だったんだろう」と、その不思議な光景が今も心に焼き付いている。

 その後、2004年に福岡・航空自衛隊築城基地で戦闘機を撮影した際、写真に正体不明の発光体が写り込み、「やっぱりいる」と確信。以降、撮れば必ず何かが写るようになった。おたまじゃくし型、魚型、アヒル型、ブーメラン型など、形は日によって変化する。「魚だったり鳥だったり、いろんな姿に見える“生き物”なんです」と語る。

 自衛隊勤務を経て浄化槽工事の資格を取得し、6年前に「UFO株式会社」として独立。行橋市内に事務所を構え、現在も本業のかたわら、撮影と研究を続けている。「そこから会社名もUFOにした」と笑う。

「呼べば応えてくれる。それが証拠ですよ」――独自の“コンタクト法”もある。鼻を鳴らすように「くんくんくん」と呼びかけ、両手を広げながら「ウィーウィーウィー」と発する。外食中に無意識に行ってしまったことがあり、家族に「店で呼んでたよ」と指摘されたことも。本人にはその時の記憶が全くないといい、「気づいたら手が勝手に動いていた」と苦笑する。

 かつては家族にも信じてもらえなかったが、ある晩、車で出掛けた際に正体不明の光が目の前に現れ、子どもたちの前で消えたことで一変した。別の日には、「サンタさん呼んでって言ったのに、お父さん、UFO呼んでどうするの!」と笑われたという。自宅の防犯カメラに写り込んだこともあり、今では「今通ったね」と家族で言い合うほど、空との交流は日常の一部になっている。

 現在は各地で「撮影会」を定期的に開催し、一般参加者にも撮影法を伝授。「誰でも撮れます。信じてカメラを向ければ、きっと映る」。実際、参加者のスマホにも光の粒や球体が写り込み、半信半疑だった人たちも「本当にいた」と驚きの声を上げる。

「皆さん、自分のスマホで撮って納得されるんです」と穏やかに語る。

 テレビ番組や大学講演にも出演し、ユーチューブチャンネルでは自ら撮影した映像を公開。「お金もうけのためじゃない。存在を“生命体として伝える”のが使命なんです」と真っすぐに言い切る。

 休日はバイクでツーリングに出掛け、各地の空を記録するのが楽しみ。「バイクで走っている時も、GoProの映像に映ることがあるんですよ」。自然の中で過ごす時間が何よりのリラックスだという。

「彼らは人間を見守ってくれていると思うんです。怖い存在ではなく、友好的な生き物なんですよ」――そう語る久間には、もう一つの夢がある。「将来はNASAに自分の体験を伝えたいんです。笑われてもいい。いつか信じてもらえる日が来ると信じています」。今日も全国の空にレンズを向ける。見上げた先にあるのは、もうひとつの命の輝きだ――。

おたまじゃくし型UFO(左)とオレンジ発光3連隊UFO
おたまじゃくし型UFO(左)とオレンジ発光3連隊UFO