12日に横浜で表彰式が行われた「日本eスポーツアワード2025」で対戦型パズルゲーム「ぷよぷよ」プレイヤーのゆうき(10)が、Under18 eスポーツプレイヤー賞と、マインドゲームプレイヤー賞の2部門を受賞した。

 同式典はその年の日本国内eスポーツ界で活躍した選手、大会、団体を表彰するために開催されている。現在小学4年生のゆうきは、今年11月に行われた「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」のぷよぷよ部門で、大人も含めたオープンの部を初制覇。一昨年、昨年の小学生の部での優勝も含め、階級を超えての3連覇を果たしていた。

 あどけない表情で人生初のレッドカーペットを歩いたゆうきは、授賞式の壇上で「この度はとてもうれしい賞をありがとうございます。めっちゃうれしいです」と喜びの声を上げていた。

 ゆうきが1日でぷよぷよを練習する時間は2時間ほど。取材に応じると「やっぱり連鎖で一気に消すのが気持ちいい」とその魅力を語った。ぷよぷよと出会ったのは3年前の小学1年生の時で、翌年には並みいるライバルを倒し、全国の小学生の頂点に。「小学生相手だとなんか普通に勝てちゃって…」と天才ぶりを見せつけた。

 目標とするのは〝冷静沈着王子〟の異名を持つ東京ヴェルディ所属のプロプレイヤー、ともくん選手。ゆうきが優勝するまで選手権オープンの部を4連覇していた超強豪だ。昨年の選手権では対戦がかなわなかったものの「大事な大会だと多分勝率0パーとかじゃないかなぁ」と、その差はまだまだ大きいことを明かす。その上で「でっかい大会で、ともくんを倒せるようになる。1回だけじゃなくて何回も」とレジェンド超えを誓っていた。

 ぷよぷよの世界ではチャンピオンでも、普段は普通の小学生。好きな給食はパリパリサラダ、好きな教科は社会(地理)だ。「(ぷよぷよの)遠征で行った所が出てくるのが楽しい」と笑顔を見せた。取材に同席したゆうきの母親は「めちゃくちゃかっこいいなって尊敬してます」と称賛。「ここまで一つ頑張れることがあるって、何でも自信につながると思うので、どんな道を進むにしろ、何を究めるにしろ、自信をもって進んでくれたら」と温かいまなざしを送っていた。今後どのような活躍を見せるのか期待が高まる。