大相撲初場所5日目(15日、東京・両国国技館)、横綱大の里(25=二所ノ関)が幕内隆の勝(31=常盤山)に辛勝した。隆の勝のいなしに泳がされると、押し込まれて窮地に陥った。土俵を飛び出しかけたところで、俵に足を残しながら突き落としで逆転勝ち。きわどい勝負にも物言いはつかず、館内が騒然とする場面もあった。
大の里は土俵際でのこした場面を「自信はありました」と振り返ると「内容は良くなかったけど、連敗しなかったのは良かった」と白星を前向きにとらえた。今場所は左肩の故障からの休場明け。序盤5日間を4勝1敗で終えた。「(内容は)あまり良くないので、中盤は切り替えてまたやっていきたい。しっかり反省して、もう一回集中したい」と気持ちを引き締めた。
粂川審判長(元小結琴稲妻)は「物言いはつかない? 私から見たらそう」と話す一方で「危ないのは危ない。やられたなと思ったが(残した場面は)懐の深さと柔らかさがあった」と相撲内容を評した。












