福井県が7日に公開した杉本達治前知事のセクハラ問題についての報告書に福井県民どころか日本中が衝撃を受けている。

 特別調査委員の報告書では、杉本氏のセクハラを裏付けるLINEなどメッセージが約1000通もあったとしている。被害者に送ったメッセージの一部が報告書に別紙として公開されており、SNSで話題なのだ。

福井県の杉本達治前知事が女性職員に送っていたメッセージの抜粋(調査委員の報告書から)
福井県の杉本達治前知事が女性職員に送っていたメッセージの抜粋(調査委員の報告書から)

 その中には「〇〇ちゃんのことを考えると体が熱くなるの(笑顔の絵文字)」「おはよう♪ もう起きたの? それともおしっこ?」「ぼくとは濃厚接触者でね 一心同体だよ」「とっても失礼なお話だけど、ストレートに聞けば、〇〇ちゃんはエッチなことは好き?」と赤面モノの言葉が羅列されていた。

 メッセージの中には「すべて私の人間性から出たものと反省しています」「性急すぎたし、肉欲が先に出た表現になったことは申し訳なく思っています」と謝罪の文言もあったので、被害者から拒絶の意志をしっかり示されたことがあったようだ。

 杉本氏は当初、自身のセクハラ疑惑について「冗談」「軽口」と釈明していた。しかし、こうした言いわけはもう通用する時代ではない。セクハラトラブルを扱ったことのある社労士は「昭和の価値観をアップデートできていなかったようですね。昭和の時代ならたくさんありそうな発言ですが、今の時代ではアウトです」と指摘。その上で、「セクハラ発言は言った言わないの水掛け論になりがちで認定が難しいのですが、杉本氏の場合はメッセージが残っていたことと、上下関係がはっきりしていたことから認定がしやすかったのでしょう」と話した。

 セクハラになる基準も時代によって変わっていく。

「会社内で男性社員がセクシービデオや風俗の話を女性社員の前でしたら後日、女性社員がセクハラだと上司に駆け込んだという事案がありました。発言した男性社員は懲戒処分にはなりませんでしたが、注意があり、後に異動となりました。時代の流れを考えると、今後はますますセクハラの基準は厳しくなっていくでしょう」(同)

 被害者は杉本氏について「福井から出ていってほしい」と望んでいるという。