トランプ米大統領のむちゃぶり、自民党が衆参両院で少数与党に転落、自公の連立解消、日本初の女性首相誕生と今年の政局は荒れに荒れた。お騒がせした人たちを勝手に表彰する「政界お騒がせ大賞」で2025年を振り返る。ありがたくないMVP、各賞、迷言大賞に輝いたのは――。
デスク 今年は一年中、騒がしかったな。1月に米大統領に返り咲いたトランプ氏が高関税を押し付け、世界中は大パニックに陥った。関税交渉にこぎ着けた石破政権だが、参院選では与党過半数割れに追い込まれ、その後の石破おろしであえなく退陣した。高市早苗氏が総裁選を制したが、公明党の連立離脱であわや政権発足が危ぶまれる事態となりかけるも、維新との連立で女性初の首相に就き、ガラスの天井を破ってみせた。
与党担当 支持率は70%を超え、順風満帆に見えたが、台湾有事を巡る発言で中国側が激怒し、レーダー照射事件まで起きる緊迫下にあります。高市首相はやや口が軽く、リップサービスしがちで、失言狙いは今後も続く。支持率が下がった場合、党内から手のひら返しを受けかねない。
遊軍 参院選前は令和のコメ騒動で持ち切りでした。コメの価格高騰、不足で悲鳴が上がる最中に江藤拓農水相の「コメ買ったことない」発言で事実上更迭されれば、後任の小泉進次郎氏は「コメ担当大臣」を自任し、備蓄米放出で「古古米」や「古古古米」などが脚光を浴びた。
野党担当 昨年の衆院選の躍進から首相待望論が巻き起こった国民民主党の玉木雄一郎代表だが、元グラドルとの不倫騒動による役職停止明け後、参院選の公認候補として山尾志桜里氏を内定したことで大炎上。結局、山尾氏は公認を見送られ無所属での立候補となった。玉木氏は首相指名でも立憲に首相候補を持ち掛けられ、「内閣総理大臣を務める覚悟があります」と言いつつも、まごついている間に維新に連立協議で出し抜かれた。
デスク 永田町の政局に気を取られている間に、今年は全国の首長のやらかしが相次いだ。
遊軍 静岡・伊東市の田久保真紀氏は学歴詐称騒動で、卒業証書を約19・2秒チラ見せしたのが「現代用語の基礎知識選 T&D保険グループ新語・流行語大賞」にノミネートされた。市長選を直後に控えていたため、テレビ局関係者は立候補を表明していた田久保氏が大賞を受賞すれば宣伝になりかねず、政治的公平性を定めた放送法の観点から「放送できない」と頭を抱えていましたよ。
与党 群馬・前橋市の小川晶氏は男性職員とラブホテルで密会を重ね、理由は「周りの目を気にしなくて話ができる場所」と平然。田久保氏もそうだが、ツラの皮が厚くないと首長も務まらないということか。
デスク いろいろあったけど、MVPはやはり田久保氏かな。市長選落選後はメディア取材NGを宣言していたのにさっそく「サンデー・ジャポン」(TBS系)の年末特番に出演する。コメンテーター枠を狙っているようにも見えるが、刑事告発されている身だけに来年の方が大変かもしれない。殊勲賞は常に政局の話題になるもズッコケ続けた玉木氏。公認を見送られても参院選に出馬した山尾氏を敢闘賞にしておこう。
遊軍 迷言は石破前首相の「北関東と聞いただけで怖そう」、田久保氏の「約19・2秒」あたりがバズった。
デスク 大賞は江藤氏の「売るほどある」にしておくか。ちょうどおこめ券が物議を醸しているが、売るほどある江藤氏はおこめ券を使うのかな。その辺も聞いてきてくれよ。












