女子ゴルフの渋野日向子(27=サントリー)が、国内ツアーのホステス大会「宮里藍・サントリーレディス」(来年6月11日に開幕)の〝凱旋出場〟を目指している。来季も米ツアーを主戦場とするが、サントリーは所属契約を結ぶ企業だけに、同大会は出たい大会の一つ。2023年以来、2度目の実現に向けて自らにクリアすべき条件を課した。
渋野は21日、出身地である岡山で開催された自身主催の「渋野日向子杯 第4回岡山県小学生ソフトボール大会」に参加。始球式の登板をはじめ、小学生向けにゴルフ教室を行い、閉会式後のサイン会でも地元小学生と交流した。小学生のころプレーし、ソフトボール愛は人一倍とあって「涙が出そうなくらいたくさんのいいプレーを見ることができて、来年の自分のパワーに変えられる」と笑顔を見せた。
今季は主戦場とする米ツアーでポイントランキング104位と振るわず。不本意ながら今月の最終予選会を経て2026年の出場資格を確保したこともあり、子供たちから復活への力を得たようだ。だからこそ5年目となる米国での戦いに向けて早くも鼻息は荒い。
「あっという間に5年目。(本格参戦以降米ツアーで)まだ1勝もできていないので悔しさもあるし、いろいろ考えてしまうこともあるけど、自分はこんなもんじゃないと思っている。もっともっと変われるし、もっともっと強くなれる。勝つしかない」
19年「AIG全英女子オープン」に続く米1勝は来季の大きな目標となる中、早期の優勝達成もモチベーションとなっている。渋野は来年の「サントリーレディス」参戦の可能性について「出たいなとは思っている。一番いいのは優勝して凱旋すること。それが目標になる。いつも(シーズン開幕からの)スタートダッシュを失敗してしまうので来年こそは頑張りたい」と意気込んだ。来季はメジャーと重なっていないため、勝利を挙げるなどシード当確の成績なら参戦は可能というわけだ。
そのポイントに挙げたスタートダッシュ実現には、身近なライバルからの刺激も後押しとなる。来季の米ツアー組は自身を含めて総勢15人。中でも同じ黄金世代の原英莉花(26=NIPPON EXPRESSホールディングス)を強く意識している。「原英莉花は私の中でも重要人物と言いますか、気にしている選手。過酷なエプソンツアー(下部ツアー)を戦ってはい上がってLPGAツアー(米ツアー)に来たのはすごいこと。覚悟を持って1年間戦っていた」。
20年2月から所属契約を結ぶサントリーの大会に出場したのは予選落ちした23年のみ。来年は米ツアー勝利からのホステスVという華麗な復活劇を演じることができるか。













