昨夏のパリ五輪レスリング女子76キロ級で金メダルの鏡優翔(24=サントリー)が18日、五輪以来1年4か月ぶりの復帰戦に臨んだ。

 この日、天皇杯全日本選手権(東京スポーツ新聞格技振興財団協賛)が東京・駒沢体育館で開幕。鏡は初戦の準々決勝で中野咲羅(日体大)を10―0で下し、準決勝で山本和佳(東新住建)に13―4で勝利した。19日の決勝で、松雪泰葉(ジェイテクト)と対戦することが決まった。

 試合後に世界女王は「率直に試合が楽しい。久しぶりの試合で『もっとドキドキするかな』『五輪金メダリストとしてもっとプレッシャーを感じてやるのかな』と、少し不安もあった。でも試合当日を迎えて、そんなのはどっかに置いてきて、フレッシュな気持ちで挑めたので楽しかった」と充実した表情を浮かべた。

 今大会に向けて、本格的なトレーニングは8月から再開したという。決勝に向けて「やっとまた決勝の舞台に立つことができる。もちろん、楽しんで試合を迎えようと思う。ずっと決勝で戦ってきた松雪選手と再戦することになるので、五輪金メダリストの意地を見せられるように頑張りたい」と力を込めた。