ボクシングWBA世界バンタム級王座統一戦(17日、両国国技館)で、正規王者・堤聖也(29=角海老宝石)と対戦する暫定王者ノニト・ドネア(43=フィリピン)が10日、羽田空港着の航空機で来日した。5階級制覇王者は「自分の歴史を書き換える」と43歳ながら衰えぬ意欲で、王座統一を果たしての完全復活に自信を示した。

 日本に近く、時差がないなどの理由でフィリピン・セブ島で調整を重ねたというドネアは、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)との2度の対戦に続く3度目となる日本での試合。ともに来日したレイチェル夫人、チーフトレーナーのドクターJ氏らの練習面、食事面などのサポートを受け「素晴らしいチームでここまでこれている」と好調をアピールした。

 堤の印象を問われても「もう長くやっているので、相手のことうんぬんより、自分がどう戦うか。自分がどういう戦略を作っていくかに集中している」と自分のスタイルを貫く構え。堤に向けて「彼にも最大の敬意を。彼からも敬意をもらっているので、2人の侍が敬意を持って戦う。それは素晴らしいものになる」とメッセージを送った。

 大の親日家であり、この日はレイチェル夫人とともに、漢字が描かれた衣服を着用。模様は不死鳥をイメージしたものだといい「日本で自分の歴史を書き換えるために頑張りたい。日本で試合ができるということは本当に恵まれてうれしいこと。自分の素晴らしい復活を見せられるように、そして内なる自分自身との戦いも見せたい」と誓った。

 また、温暖なセブ島から寒い日本に来たため、冬物の衣服を買うために「ドン・キホーテへ行く」と明かして笑いを誘った。レジェンドは日本から再び羽ばたいて行くか。