日本選手初のボクシング世界5階級制覇を目指してバンタム級に転向したWBC世界同級5位の井岡一翔(36=志成)が9日、都内で行われた恵美夫人が手がける離乳食ブランド「ILYBABY」(イリーベイビー)のイベントに出席。WBA同級王者の堤聖也(角海老宝石)が対戦を希望していることを「ぜひやりたい」と歓迎した。
今年5月にフェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)との再戦に敗れた井岡は、10月29日に転級を表明。今月6日には、WBA同級暫定王者ノニト・ドネア(フィリピン)と12月17日に対戦することが決まった堤が、将来の希望の一つとして「レジェンドがバンタム級に上げてきたので、そこの挑戦も受けたい」と、実名は出さなかったものの井岡戦を挙げた。これに対して井岡は「うれしいですよね。ぜひやりたいですよ」と笑みを浮かべた。
一方、イリーベイビーは恵美夫人が井岡の栄養管理などのサポートと育児をする中で食の重要性を実感し、〝安心安全で栄養のある離乳食が手軽に作れたら〟という思いで立ち上げたブランドだ。添加物不使用、原材料はすべて有機栽培のシリアルで、お湯と混ぜるだけで作ることができる。井岡もアドバイザーとして試食しており「大人が食べても普通においしい。素材の味がするので、赤ちゃんが口にするものとしても、味覚にとっても、いいんじゃないかと思う。持ち運びにもいい」と太鼓判を押す。
階級を上げることで増量することになる井岡自身にとっても、食は重要。「離乳食をいっぱい食べて」と冗談を飛ばしつつ「ただ単に体重を増やすだけじゃなくて、筋量を増やすのが難しい。バンタム級に合わせた筋肉と自分の骨格に合ったバランスで体を作らないといけない」と力説。「自分はトレーニングするだけですけど、食事でサポートする方も大変ですよ」と恵美夫人を思いやった。
目指す日本初の世界5階級制覇は、日本最高齢の世界王座奪取にもなる。階級と年齢という2つの壁を突破するために、「正解ベースを作りたくない。常にチームで工夫して、何かを変えて、成長を求めてやっている。大きく崩せるのは結果が出ていない時、うまくいっていない時。今はいろんなことにトライしていこうと思う」と試行錯誤を重ねている。
ブランドを立ち上げた夫人とともにレジェンドが再び立ち上がる。












