ボクシング・世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(33=大橋)とWBA・WBC・WBO同級1位・中谷潤人(28=M・T)とのタイトルマッチなどが行われる東京ドーム興行(5月2日)の公式会見が30日、都内で開かれた。
チケットはすでに完売で、日本ボクシング史上最多の5万5000人を動員する見込み。2024年の井上―ルイス・ネリ(メキシコ)戦以来2度目の東京ドーム興行を主催する大橋ジムの大橋秀行会長は、両雄のファイトマネーが「史上最高額になると思う」と明かすとともに、日本人同士のメインイベントでこの大興行を実現させたことに「そこにすごく意味がある」と感慨深げに話した。
試合当日も史上最大の盛り上がりを見せれば、新日本プロレスが毎年1月4日に行っている東京ドーム大会のような、ゴールデンウイークの恒例行事化の期待も膨らむ。大橋会長は「そうですよね」と可能性を示唆した。
だが、課題はある。今回は権威ある専門誌「ザ・リング」が定めるパウンド・フォー・パウンド(全階級を通じたランキング=PFP)で2位の井上と6位の中谷という世界最高クラスの評価を得ている両雄の対決だからこその盛り上がりだと言え、「これに続く選手が育っていかないといけない。これが一番のボクシング界の大きな課題。全ジムが協力して、夢のあるものをみんなでこう育てていく。これが課題になる」と力説した。
一方で、15歳以下のU―15ジュニアボクシング大会創設などキッズボクシング普及に尽力した大橋会長は大きな期待も口にした。井上、中谷、同興行で井岡一翔(志成)の挑戦を受ける井上の弟でWBC世界バンタム級王者・拓真(大橋)の3人が同大会出身であり、「キッズボクシングってやっぱりすごく大きい。今のキッズの世代、小中高生でもものすごい選手がもうゴロゴロいる。だからそういった今後の心配はないと思いますし、未来は明るいと思う」と自身の掲げる課題の克服は可能と考えている。
毎年のように史上最大級の戦いを見られる時代が来るのだろうか。












