「ただググればいい(ジャスト・グーグル・ミー)」…〝スレンダーマン刺傷事件〟の加害者モーガン・ゲイザー容疑者(23)は、身柄を確認しようとした警察官にそう告げたとされる。米メディア・ABCニュースが25日、報じた。

 ゲイザー容疑者は2014年、12歳の時、架空のインターネット都市伝説「スレンダーマン」に気に入られようとして同級生を襲撃し、19回も刺した〝スレンダーマン刺傷事件〟を起こし、全米を震撼させた。今年8月、GPS監視装置着用と裁判所の監督を条件に釈放され、ウィスコンシン州マディソンのグループホームで生活していた。

 マディソン警察によると、ゲイザー容疑者はGPS監視装置を外しグループホームから逃走。22日夜から所在不明となっていた。

 23日夜、グループホームから約165マイル(約266キロ)離れたイリノイ州ポーゼンで発見された時、ゲイザー容疑者は、同行していたチャド・メッカ容疑者(43)と2人で歩道で寝ていたという。警察官が身元確認のため、名前を尋ねたが、偽名を名乗った。

 警察は「この女性は本名を明かすことを繰り返し拒否し、最初は偽名を名乗った。何度も身元確認を試みた後、彼女は『とても悪いことをした』ので本名を言いたくないと語り、自分の名前を『ただググればいい』と警察官に示唆した」と述べた。

 本名を明かした後、警官はゲイザー容疑者が逃走の容疑で指名手配されていたことを確認した。そのため2人は拘束された。ゲイザー容疑者の逃走にメッカ容疑者が関与していたかどうかについて、当局は明らかにしていない。

 警察によると、ゲイザー容疑者は足首のGPS監視装置をハサミで切ったと述べ、2人でテネシー州ナッシュビルに行く計画を話していたという。メッカ容疑者とは数か月前、教会で知り合ったと述べた。さらに、グループホームでの扱いが不当だと感じていたこと、メッカ容疑者が訪問を許可されなかったことに怒っていたと語ったという。

 プライバシー規定を理由に、ウィスコンシン州保健局は脱走についてのコメントを拒否した。