ボクシングのWBC世界バンタム級王座決定戦(24日、トヨタアリーナ東京)で同級1位・那須川天心(27=帝拳)と対戦する同級2位・井上拓真(29=大橋)が〝打倒神童〟を誓った。

 両者は21日、都内で開かれた会見に出席。拓真にとって、昨年10月に現WBA同級王者・堤聖也(29=角海老宝石)に敗れて王座陥落して以来、13か月ぶりの再起戦となる。

 拓真は「公開練習とは変わりなく、コンディションもすごくいい。練習も何一つ抜くことなく、ここまでやり切れた。状態も過去一いい」と仕上がりに自信を見せる。対戦相手の印象について問われると「スピードと勘のいいところがあるので、そこを十分警戒しながら総合力で上回っていきたい」と力説した。

 那須川はキックボクシング時代に42戦無敗の圧倒的な戦績を残し、プロボクサー転向後も7戦全勝で、自身初の世界戦にたどり着いた。〝神童〟は12日の公開練習で、報道陣に強気な発言を繰り返していた。

 これに拓真は「天心選手が言っていた『井上家をぶっ壊す』というのは、自分的にはそこまで意識していない。自分は知名度もある天心選手に初黒星をつける。自分のファンの期待にも応えるという意味で、しっかり倒しにいきたいと思います」と闘志を燃やす。

 その上で「今回の試合に関してはベルトがどうこうではなく、しっかり天心選手に勝つ。それで結果の後に、ベルトがついてくると思う。ベルトは特に気にしていない」と強調した。