日本代表は14日、国際親善試合ガーナ戦(豊田)にMF南野拓実(モナコ)とMF堂安律(Eフランクフルト)の得点で2―0で快勝。元日本代表FW武田修宏氏(58=本紙評論家)が、光ったプレーを見せた3人を挙げた。

 森保一監督は「ガーナが守備を固めてきたが、選手たちが(ゴールを)こじ開けるというところで、しっかり結果も出してくれた」と振り返った。先月は格上のブラジルから金星を挙げたが、これまで引いて守る相手に苦戦する傾向があった。弱点を克服しつつある進化を見せた。

 そんな一戦において武田氏が、まず目を向けたのは、ボランチで存在感を増すMF佐野海舟(マインツ)だ。自身のボール奪取から前半16分に南野のゴールをアシスト。かねて同氏が必要不可欠な存在と評価するMF遠藤航(リバプール)は、この日の出番はなかったが「佐野は、ドイツで活躍しているプレーがそのまま出ている。ボールを奪い切るところと攻撃に絡んでいく良さは代表でも出せるようになった。遠藤の存在を忘れさせるくらいよかった」と言わしめるほどだった。

 さらに4試合ぶりの無失点だったことを踏まえ、3バック中央で奮闘したDF谷口彰悟(シントトロイデン)を高く評価。武田氏は「身体能力が高くて、スピードのある選手に対してのライン上げ下げのコントロールも良かったし、ボールが相手センターFWに入ったときに起点をつくらせなかった。読みのところも良かったし、久々の無失点は谷口の貢献も大きかった」と指摘した。

 3人目は1―0の後半15分に追加点を決めた、10番を背負う堂安だ。試合を優位に進める上で大きなゴールは、昨年6月のシリア戦以来。元日本代表ストライカーは「彼の良さは90分、攻撃と守備でハードワークできるところ。決定力も備わってきているし、まさに日本の10番だね」と称賛した。

 もちろん3人だけで勝ったわけではない。武田氏は「攻撃しているときのリスク管理などチームとしての積み重ねができている」と力説。森保ジャパンの成熟度アップも来年の北中米W杯に向けて明るい要素だ。