WWEの〝美しき狂気〟ジュリアが、女子US王座からまさかの陥落となった。

 6月にゼリーナから同王座を奪取した。7月にはキアナ・ジェームズを代理人兼タッグパートナーに迎え、勢いが加速。鉄壁の防衛体制を取り、スマックダウンの最高峰・WWE女子王座(現王者はジェイド・カーギル)にも色気を見せ始めていた。

 そうした中、7日(日本時間8日)のスマックダウン(サウスカロライナ州グリーンビル)では、初代の女子US王者チェルシー・グリーンと防衛戦。前回スマックダウンで何かとうるさいチェルシーから初代vs第3代の王者対決を要求され、ジュリアも受諾。ジュリアは昨年9月のWWEデビュー戦でチェルシーを下しており、余裕しゃくしゃくの表情で、背中に「我道貫徹」と入ったガウンを着て入場した。

 ジュリアはベルトをかざして、チェルシーを挑発。ゴングが鳴ると、いきなり初代王者から張られるが、ビンタを打ち返してからグラウンドでボコボコと殴りまくる。さらにヘッドバットからフィッシャーマンズスープレックスとたたみ掛け、アリベデルチ(ランニングニー)を発射。王者の圧勝ムードが漂うが、ここでチェルシーのセコンド、アルバ・ファイアがエプロンに上がり、ジュリアをけん制する。

 それでもジュリアは強烈なエルボーをぶち込み、ペースを譲らない。続けて場外からジュリアのセコンド、キアナがチェルシーにパンチをお見舞いする。ところが…アルバがキアナにスーパーキックを放ってKOすると急展開。ジュリアがコーナーに座り込むチェルシーの存在を無視して、リング内からアルバを蹴り飛ばした。チェルシーはこの隙を逃さす、背を向けたジュリアを後方にくるりと丸め込む。しかもレフェリーの死角を突き、ロープに両足をかけて体重を載せる〝反則フォール〟だ。ジュリアはこれを返せず、3カウントを奪われた。

 してやったりの新王者チェルシーは、AAAミックスドタッグ王座をともに保持するNXT北米王者イーサン・ペイジに担がれて歓喜の表情。ジュリアは全くダメージのないまま、王座在位133日でベルトを手放してしまった。

 試合後は自身のX(旧ツイッター)に、「自分自身に腹が立ってるよ、チェルシー……。全てに。それ、めっちゃ笑えるね、このバカ。見てな。全部ぶち壊してやるよ」と投稿。早くも怒りのリベンジ宣言をぶっ放していた。

 この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。