米ミズーリ州カンザスシティの遊園地のジェットコースターで、シートベルトが外れた少女を前列の見知らぬ夫婦が支え続け救助した。米メディア・KCTV5が先日、報じた。
クリスとキャシー・エヴィンズ夫妻によると、先月、遊園地「ワールズ・オブ・ファン」のジェットコースター「マンバ」に乗っていた際、後ろの座席から悲鳴が聞こえたという。少女のシートベルトは最初の上り坂の途中で外れてしまった。
クリスさんは「乗って最初の坂を登っている時、妻の後ろに座っていた女の子が、それまで聞いたこともないような血の気が引くような叫び声を上げたんです。初めてのライドで怖がっているのかと思いましたが、彼女は『シートベルトが外れた』と言ったんです」と語る。
夫妻はすぐに手を伸ばして、少女を座席の中に留めようとした。
クリスさんは「私は彼女の膝上のバーの下に腕を通しました。バーと体の間にはかなりの隙間があって、シートベルトは完全に外れていました。腕をバーの下に通して彼女の手首をつかみ、妻は彼女の脚を押さえていました」と振り返る。
マンバに何度も乗ったことがある2人は、コースの形状をよく知っていたため、これからどこで急降下やカーブが来るか予測できたという。
「丘を越えるたび、体が浮き上がるのが分かりました。なので、彼女を〝支える〟というより、〝全身を押さえつける〟ように体勢を変えて、座席から飛び出さないようにしました」とクリスさん。
夫妻は、乗り物が停止するまでの間、なんとか少女を安全に保つことができたという。
普段は乗客の叫び声を捉えるジェットコースターのカメラは夫妻と少女を写していた。写真には、夫妻が後ろの座席に手を伸ばし、取り乱した表情を浮かべている様子と、少女が身を乗り出し、凍り付いたような表情をしている様子が映っている。
夫妻はライド後に少女と離れ離れになり、話すことはできなかったが、現在その家族と連絡を取ろうとしている。
この件を受け、ワールズ・オブ・ファンの広報担当者は、事故直後にライドを停止し、再開前に徹底的な点検を行ったと発表した。












