女子ゴルフの渋野日向子(26=サントリー)は、先週の国内ツアー「樋口久子・三菱電機レディス」で13位と健闘した。初日出遅れながら2日目、最終日はノーボギーの67(パー72)と好スコアをマーク。これは復調本格化と見ていいのか。〝ゴルフ界の重鎮〟で同大会のゼネラルプロデューサーを務める戸張捷氏(80)がジャッジした。
渋野は成績低迷で主戦場とする米ツアーのアジアシリーズ4試合の出場枠に入ることができなかった。そのため「樋口久子――」まで4週連続で国内ツアーに参戦したが、今季の不調を引きずるような不安定な戦いが続いた。3週前の「富士通レディース」では初日首位ながら2日目に急降下したこともあった。
そんな中、先週は初日の出遅れを挽回する連日の67。今季は好スコアを出したとしても翌日に崩れるパターンが頻発したが、ようやく〝法則〟をぶち破る結果を出せたのは、大きな前進と言っていいだろう。本人も「すごく先が明るいと思える終わり方ができた。(国内で)4試合やってよかった。次も頑張れそうな終わり方になった」と手応えを口にしていた。
あとは、この流れを自身にとって事実上の最終戦である「アニカ・ゲインブリッジ・ペリカン」(13日開幕、フロリダ州)の結果につなげ、現在の米ツアーのポイントランキング104位から、少なくとも〝準シード〟圏内の100位以内に順位を上げて、12月の米ツアー最終予選会回避といきたいところだ。
その可能性はいかほどなのか。渋野を見守り続けてきた戸張氏は「樋口久子――」の結果を踏まえ「彼女の場合はリズム感をつかむと乗っていく選手だから、(2日目の4連続バーディーで)これいいなと思ったら予選を通過して最終日の結果だから。もしかするとリズムをつかみ直したのではないか」と高評価だ。
今後に向けては「楽しみなんじゃないか。スイングに関してもあまりにもフラットになったので、少しアップライト気味に戻そうとしているけど、それもスコア次第。スコアが出ていると、どんなスイングをしていても彼女の場合はツボにはまれば、元に戻ると思う。ここから再スタートでいいんじゃないですか」と明るい見通しを示した。
2025年は厳しい戦いを強いられたが、全英女子覇者の完全復活へ先週の結果は、ターニングポイントとなりそうだ。













