今度はクマ担当大臣だ。小泉進次郎防衛相は10月31日の会見でクマによる被害をめぐって秋田県から支援要望があった件について箱わなの輸送をすると説明した。北海道や東北ではクマの被害が相次ぎ、死者が出るなど問題となっている。陸上自衛隊の派遣が決まり、小泉氏の手腕が期待されているが…。
31日もクマが出没した。新潟県阿賀野市では建設会社の建物にクマが閉じこもったと通報があり、麻酔銃で捕獲された。岩手県雫石町ではクマが住宅の玄関を破壊して侵入したという。また、防衛省に支援要請した秋田県でも同日、八峰町でクマの目撃情報があった。このように連日、クマがニュースとなっている。
クマの駆除にはハンターがいるが、警察庁も会議を行い、ライフル銃を使用した駆除について話し合った。一方、防衛省は秋田県に自衛隊を派遣する方針。小泉氏はこの日、「箱わなの輸送支援をする方向だ。協力し得るものから速やかに実行していく」と明らかにした。あくまで後方支援で、自衛隊が銃を使用することは難しいようだ。
銃が使えないことに元航空幕僚長の田母神俊雄氏はXで「それならなぜ自衛隊が派遣されるのか。クマを見つけた時の処置の判断は自衛隊に任せたらよい。いちいち自衛隊の行動を縛るべきでない。バカなことだ」と批判。疑問に思っている人は多い。
クマ対策に自衛隊派遣は意味があるのか。元自衛隊員でレンジャー隊員でもあった男性は「本気でクマに対応しようと思ったら法律を変えるなりして銃を使えるようにするしかないでしょう。罠を持っていくなら自衛隊でなくてもいい。自衛隊がどうと言うより武器の問題です」と疑問を呈した。
集英社オンラインでは元レンジャー隊員がクマには銃剣で対応可能と指摘する記事もあった。銃剣とは銃の先につける武器のことだ。確かにレンジャーは精鋭が集まっている。男性は「何十年前の自分たちがいたころのレンジャーは死人が出るような激しい訓練をしていました。そのころのレンジャーならもしかすると…いや、野生のクマ相手には難しいかもしれません」と、クマと対峙するならやはり銃が必要だという。
コメ担当大臣からクマ担当大臣に転身した小泉氏にとってはさっそく腕の見せどころだ。












