【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑#640】「ポンベロ」とは、アルゼンチン、パラグアイ、ブラジルで古くから先住民族グアラニー族に伝承される小人の妖精である。その姿は、毛むくじゃらの小人で、奇妙な声で泣くと言われている。基本的に夜行性で森の中に潜んでいる。

 農村地域では、農民たちの守護精霊的な存在であるが、時にはいたずら好きな妖精として畏怖されている。このあたりは、日本の「座敷わらし」と似ている。

 その存在に、敬意を払えば幸運を招き、いい加減に扱えば災いをもたらすこともあるらしい。

「夜の男」という別名があり、少しエッチな妖怪である。時々、女性を妊娠させるという伝承で知られており、日本で言うところの「河童」のような存在でもある。

 メキシコメディア「レト・ディアリオ」が以前、報じたところによると、TikTokユーザーのベンジャミン・カルドッゾ氏がポンベロらしきものを捉えた動画を撮影したという。

 その動画には、電柱の下に一体の奇妙な黒い生物が映り込んでいる。この生物は、カルドッゾ氏の隣家が置いた供物に近づいているようだ。

 また、2022年4月、アルゼンチン・ブエノスアイレスにあるロマス・デ・サモラ国立大学の構内をパトロールを行っていた警備員が、グラウンドを走り回る未確認生物を発見し、所持していた携帯で撮影に成功している。

 伝承される存在でありつつ、この現代でいまだに目撃されるUMAである。