自民党の高市早苗総裁が21日に召集された臨時国会の首相指名選挙で、第104代首相に選出され、高市新内閣が発足した。UFO議連幹事長の小泉進次郎氏が防衛相、同議連副会長で自民党と日本維新の会をつなげた遠藤敬氏が首相補佐官、元防衛相の木原稔氏が官房長官とUFO問題に取り組む基盤がしっかりしている。まさに〝UFO問題推進内閣〟だ。
高市氏は組閣後の記者会見で「この内閣は『決断と前進の内閣』です。国民の皆さまとともにあらゆる政策を一歩でも二歩でも前進させていく。どうか国民の皆さまもお力をお貸しください」と訴えた。
片山さつき財務相に小野田紀美経済安全保障担当相と女性閣僚が2人となり、ほかにも新顔を抜てき。高市内閣について、UFOかいわいで注目されているのが防衛相となった小泉氏と官房長官の木原氏、そして維新から首相補佐官として官邸入りした遠藤氏だ。
3人に共通するワードがUFOだ。昨年、UFOを含むUAP(未確認異常現象)について安全保障上の問題として取り組む超党派の議員連盟「安全保障から考える未確認異常現象解明議員連盟(通称・UFO議連)」が設立された。
設立のきっかけは小泉氏だった。維新の浅川義治前衆院議員(UFO議連初代事務局長)は衆議院議員の時、衆院安全保障委員会でたびたびUFO質問を行っていた。2023年12月の安保委終了後、同委員だった小泉氏は、浅川氏に近づき、「浅川さん、ここまできたらUFO議連作っちゃいなよ」と声を掛けたという。浅川氏は「本当ですか? いつかはと思いますが、そう簡単にはいかないですよね」と笑ったが、本当にUFO議連が設立された。そして、小泉氏が同議連の幹事長を務めた。
UFO議連は今年4月、UFO対策の専門部署(日本版AARO=全領域異常対策室)の設置を求める提言書を中谷元防衛相(当時)に手渡した。まだ、日本版AAROは実現していないが、小泉氏が防衛相になったからには、UFO議連の提言に耳を傾けることは確実だ。
前出の浅川氏は「『作っちゃいなよ』と言ってくださった小泉さんだけに、UFO問題について何らかの進展をもたらしてくれると確信しています」と期待した。
その小泉氏と親しいのが首相補佐官となった遠藤氏で、長年にわたり維新の国対委員長を務め、自民党との太いパイプを持つ。そして、UFO議連の副会長でもある。
昨年5月のUFO議連設立に向けた発起人会で遠藤氏は「未確認飛行物体というもの、実は私も見たことがあります」と発言していた。浅川氏は「遠藤さんはUFO議連設立の際、維新の中で旗を振ってくれた方で、小泉さんとも親しいので、UFO問題を推進してくれると思っています」と言う。
また、官房長官の木原氏は防衛相時代、浅川氏からUFO質問を浴び続けた。23年11月に浅川氏がUFOについて「他国の最新兵器だったらどうするのか」と危機感を訴えた。すると木原氏は「私ももともと航空会社の出身であります。操縦かんを握ったことがある立場でもあります。とても関心がある分野でもあります」と共感を示していた。官房長官としてもUFO問題を注視すると思われる。
新内閣について、UFO研究家の竹本良氏は「小泉氏、遠藤氏など、UFO基盤がしっかりとしています。〝UFO問題推進内閣〟ですね。ここまでいい加減に扱われてきたUFO問題に高市政権がどのように取り組むのか。国内問題だけでなく、宇宙問題も果敢に挑戦できる高市政権に期待したいです」と話している。
高市氏は今年3月、インタビューで「地球外生命体は絶対いると思う、絶対にいる! ただ、UFOが地球まで飛んできているかは半信半疑。そんなに真剣に考えてない(笑い)」と話していた。一歩引いた形だが、組閣メンバーを見ればUFO問題が陰のテーマであることは間違いなさそうだ。












