サッカー日本代表は14日に行われた国際親善試合ブラジル戦(味スタ)で、3―2と鮮やかな逆転勝利を飾り、同国から史上初の白星を手にした。一方で、歴史的敗北を喫したブラジルメディアは、自国の代表チームに対して猛批判を展開している。

 名将カルロ・アンチェロッティ監督が5月に就任したブラジルだが、北中米W杯南米予選で5位とギリギリで通過した低迷するチームはまだまだ再建途上であることと印象づけた。

 まさかの大金星を献上したことで、ブラジルメディアはふがいないチームに怒り心頭だ。ブラジルのサッカー専門メディア「ザ・フットボール」は「〝東京の停電〟は、アンチェロッティ時代の代表チームへの楽観的な見通しに水を差す」と題して、敗戦の責任を追及した。

 まず「監督は、2026年W杯に向けてブラジルを立て直すということは、適切な選手を選ぶだけではなく、試合がうまくいかなくなったときにどう対応するかを知っているチームを作ることも意味することだと理解し始める」と指摘。そしてこう続ける。

「サッカーは時に、ファンが忘れたい記憶を呼び起こす。ブラジル対日本戦での2―3の敗北はまさにその典型だ。前例のない、そして痛ましい逆転劇だった。それは、日本がブラジルに勝利したのは初めてという前代未聞の結果だけでなく、その展開の仕方、つまりチーム全体の停電、つまりチームの安定を揺るがし、克服したかに見えた弱点を露呈させるような、いわば集団的なブラックアウトだった」

 そして、個々のタレントこそいても、チームとしては完成度が低いブラジル代表チームの実情をこう斬り捨てた。

「ミネイロンでの1―7の敗北(2014年ブラジルW杯ドイツ戦での大敗)を除けば、近年のW杯では、ブラジルは格下の相手に似たような状況で敗れてきたが、プレッシャーのかかる場面ではより感情的に集中していた。韓国に大勝した後、チームは再建への完全な自信に満ちあふれ、高揚した雰囲気に包まれていた。だが日本戦は、再建のプロセスが一筋縄ではないことを改めて思い知らされる試合となった。感情のコントロールを失うと、チームは依然として脆弱なのだ」

 森保ジャパンに衝撃的な敗戦を喫し、王国に激震が走っている。