ヤンキースのジャズ・チザム内野手(27)が7日(日本時間8日)、本拠地ニューヨークを熱狂させる豪快な一発をぶっ放した。
0勝2敗で迎えたブルージェイズとの地区シリーズ第3戦は、3回の攻撃前まで1-6と5点の大量ビハインド。それでも1敗もできない打線が底力を見せた。3回にまず2点を返すと、4回にはジャッジにポストシーズン1号となる3ランが飛び出して同点に追いついた。
そして5回だ。チザムは一死無走者の場面で3番手・バーランドが投じた99・4マイル(約160キロ)の直球を完璧に捉えた。打った瞬間に誰もが確信したひと振り。チザムは華麗なバット投げを決め、打たれたバーランダーはガックリと肩を落とし、観客は大歓声でベンチはお祭り騒ぎだ。3戦目にしてヤンキースは初めてリードを奪い、7―6と勝ち越しに成功した。
本人とっても汚名返上の一発となった。3回に3点目を献上した場面では遊撃手として、いただけない守備もあった。一死一、二塁でバーショが放った左翼への飛球を捕り損ねたベリンジャーからカットマンとして二塁ベース上で返球を受けた(記録は適時打)。この時、チザムは二塁走者で三塁を回っていた体重111キロの巨漢・ゲレロから目線を切り、完全に背を向けていた。周囲からの合図で気づき、慌てて本塁に送球したものの間に合わず、追加点を許していた。
このチザムのプレーに、地元紙「ニューヨークポスト」には「ヤンキースの悲惨なイニングで内野手のスター選手が重要な瞬間で居眠り」と厳しく断罪されていた。反省から火がついたのか、守備でのミスをバットで取り返す形となった。












