ドジャースの山本由伸投手(27)は1日(日本時間2日)に本拠地ロサンゼルスでのレッズとのワイルドカードシリーズ(WCS=3回戦制)第2戦に先発し、6回2/3を4安打2失点(自責点0)、9三振2四球。打者28人にメジャー移籍後最多の113球。最速は97・4マイル(約156・8キロ)を記録した。チームは8―4で勝って、2連勝でナ・リーグ東地区優勝のフィリーズが待つ地区シリーズ(DS=5回戦制)進出を決めた。

 魂の投球を見せたのは3―2の6回だ。先頭から連打で無死一、二塁。カーブで打ち取ったと思われたラックスの内野ゴロは、ホームベースに当たって高く跳ね上がる三塁内野安打となり、無死満塁に。大ピンチだが表情は落ち着いていた。

 4番のA・ヘイズはカットボールで遊ゴロに打ち取り、三走を本塁で封殺。5番スチュワートはカウント1―2からの4球目、外角低めのカーブで空振り三振。6番デラクルスはカウント1―1からカーブ4連投、最後は内角低めギリギリに決めてバットに空を切らせると雄たけびを上げた。ファンは大歓声だ。

 直後の攻撃で、大谷翔平投手(31)、ベッツが連続適時打で5―2とリードを広げた。さらにT・ヘルナンデスが中堅へ2点適時二塁打を放ち、7―2とした。

 7回も続投。二死一塁でこのイニング2つめの四球を与えたところで交代を告げられた。最後の113球目は97・3マイル(約156・6キロ)を記録。この日の最速とは0・1マイル(0・16キロ)差だった。

 初回はまさかの失点だった。二死一塁で4番A・ヘイズに1ストライクからの2球目、外角低めのスライダーで右飛を打たせた。しかし、右翼手T・ヘルナンデスが雑なプレーで落球し、二死二、三塁のピンチとなった。続くスチュワートにカウント2―2からの6球目、外角低めのスプリットを右前にゴロで運ばれ2点を先制された。

 しかし、ここで崩れないのがエースだ。デラクルスをフルカウントからの6球目、外角低めのカーブで空振り三振に仕留めた。その後、5回まで打者10人を完璧に打ち取った。