天気が悪いと頭痛が増えたりするのが気象病だ。その対策のためのスマホアプリ「頭痛ーる」は本欄でも紹介したことがあるが、その「頭痛ーる」がペット向け機能を搭載したのが人気で、最近ではペットにも広く使われるようになっているという。
【ペットの「おさんぽ注意指数」「熱中症指数」】
気象病対策アプリ「頭痛ーる」にはペット向けの「おさんぽ注意指数」や「熱中症指数」などの機能が昨年から登場した。これらの機能を使ってユーザーの飼っている犬や猫の気象病対策として体調管理ができるようになって話題を呼んでいるのだ。
「おさんぽ注意指数」は、路面温度、降水量、風量などのデータに気象予報士の予測なども加えて5段階の注意指数が表示される。犬や猫は人間より地面に近いため、地面からの気象の影響は人間よりシビアだ。それだけ、散歩に出かけるタイミングには注意が必要なのだが、この機能を使うと2日分の状況確認ができる。
「熱中症指数」は、ペットが熱中症になってしまいやすいタイミングを気温と湿度から1時間ごとに予測して「安心」から「危険」までの5段階で表示する。犬や猫は汗をかいて体温を調整することができない。そのため、人間に比べると低い気温でも熱中症になりやすく、人間を対象とした熱中症予測をそのまま利用できないために考えられたのがこのペット向け熱中症指数だ。これも2日分の状況確認ができ、対策を事前に実施できる。
気象病対策アプリ「頭痛ーる」は2013年にリリースされたが、その後も機能を徐々に拡大し、昨年からは人間対象だけでなくペット向け機能がスタートしたわけだ。
【昨今の猛暑はペットに深刻な影響が】
「頭痛ーる」を開発したのはコンタクトセンターをはじめとするアウトソーシングサービスを手掛けるベルシステム24(東京都港区)だが、同社の気象予報士・健康管理士の飯山隆氏は次のようにアドバイスしてくれた。
「昨今の猛暑で、ペットの熱中症には一層注意が必要となっています。犬や猫は人より低い気温でも熱中症になってしまうケースが多く、また、犬は散歩中に肉球をやけどする恐れもあります」
この他、ペットの体調記録機能もある。これは、ペットの外観から体調の様子を想像して4段階で記録を残し、メモを付すことができるもの。メモ欄には、記録の手助けになるように食事、排せつ物、トリミング、ブラッシングなど15種類以上のタグが用意されていて、ペットの健康や成長を記録することをサポートしてくれる。
さらに犬・猫向け首輪型ウェアラブルデバイス「PetVoice」との連携も可能だ。直腸温、安静時呼吸数、水飲み回数など様々なバイタルデータを24時間モニタリングしてペットの健康状態を「頭痛ーる」で閲覧できる(「PetVoice」の契約が必要)。
注目されるのはペット向け機能が無料でも利用できる点だ。「頭痛ーる」の利用料金は「無料」「プレミアム」「ファミリーケア」「ファミリーケア+」の4つの料金プランがあるが、紹介したペット向け機能のうち「おさんぽ注意指数」と「熱中症指数」は無料でも利用できる。ただ、ペットの体調記録機能は「ファミリーケア+」プラン(月額900円)のみである。
次回は、このようなペット向け機能がどうして開発されたのかを聞く。













