F1アゼルバイジャン・グランプリ(GP、決勝21日)が19日に開幕し、レッドブルの角田裕毅(25)が初日のセッションで大きな手ごたえを口にした。
この日はフリー走行1回目(FP1)で6位に躍進し、同僚でスーパースターのマックス・フェルスタッペンをついに上回る快走。だが、続くフリー走行2回目(FP2)では14位に低迷した。
一見するとこれまで同様の不安定なFPとなったが、角田は超難解とされるレッドブルマシンの〝コツ〟をつかんだと明かした。F1公式インタビューで開口一番、「良かったよ」と振り返った角田。「全体をまとめる余裕があったんだ」とこれまでとの違いを強調した。
FP2では順位こそ低かったが、ミディアムタイヤでロングランを重視。「それは僕がトライしてきたことだ。ラップごとに着実に近づいている。今週を通して徐々に積み上げていくだけだ。少なくとも良い方向に進んでいる」と強調。
続けて「僕たちが主に注力しているのはロングランなんだ。それがかなり良くなったようだ。今年のロングランでは、こんなことは今まで見たことがない」と1周だけの単発の速さだけではなく、レースで求められるペースを想定したチャレンジで、ようやく理想に近いセッティングができて走りもかみ合ったと力説した。
そして「今のところはうまくいっている。これでやっと意味が分かった! 分かったんだよ!」と興奮ぎみに熱弁。クセの強いマシン特性をついに手中に収めたと宣言した。
角田の〝攻略宣言〟に、欧州各国のモータースポーツ専門メディアも注目。英メディア「GPブログ」は「角田はRB21(レッドブルマシン)のコードを解読できたのか」、オランダメディア「レーシングニュース365」も「角田裕毅、レッドブルでの躍進を示唆」と角田の快走を予測した。
去就問題が過熱する中、来季のF1でのシート死守へ大一番となるアゼルバイジャンGP。土壇場でいよいよ角田が覚醒なるか期待だ。













