F1レッドブルの角田裕毅(25)が、アゼルバイジャン・グランプリ(GP、決勝21日)へ向けて現地で報道対応し、過熱する去就問題について激白した。

 角田はレッドブル昇格後は低迷が続いており、契約満了する今季限りでの退団が既定路線。移籍市場が大詰めを迎える時期で、来季の去就を巡って世界中で報道が過熱している。

 注目の的となる中で迎える今週末のアゼルバイジャンGPへ向けて、現地入りした角田は報道陣に対応。去就に関する質問が集中した様子を英メディア「GPブログ」が伝えている。

「以前に言ったことと同じだと思う。今日、多くの憶測が飛び交っていると聞いたが、メディアを注意深く見ていたわけではない。分からない」と困惑した様子。「これまでやってきたことをやり続け、自分のパフォーマンスに集中し、レースを通して進歩を見せていくだけだ。もちろん、一番の優先事項はここにとどまることだ」とまずはレッドブル残留を目指す考えを強調した。

「正直に言って、将来のことについてはあまり考えていない。今はどのレースも本当に重要だ。ただ結果を出し、レースで輝かしい瞬間を見せ続けること。あとは彼ら(代理人)に任せたい」

 そして、現在有力な選択肢となっている姉妹チーム・レーシングブルズへの復帰についても言及。「今考えているのは、来年もレッドブルに残ることだけだ。だから、レーシングブルズに戻るかどうかについては、あまり考えていない。もしそうなったら考える」と語った。

 一方で、意味深な発言も飛び出した。「長年レッドブルにいて、みんなのことも知っている。でも同時に、僕はすでに新しい章へと進んでいる」。これはレッドブルとの決別をにおわせているのだろうか――。

 最後には「今のところ、難しい時期のように見えるかもしれないが、実際には、人間としてもドライバーとしても、大きな進歩を遂げている。こういう挑戦は、普段はなかなか経験できないものだ。でも、僕はそういう挑戦に立ち向かい、うまくやっていくのが好きなんだ。そして、本当に良いことだと思っている」と進化を強調した。

 サーキット外では主役級の角田。あとは肝心のレースで快走を期待したいところだ。