自民党総裁選(22日告示、10月4日投開票)に小泉進次郎農水相が12日、出馬の意向を固め、来週後半に記者会見する見通しとなった。これで高市早苗前経済安保相、小林鷹之元経済安保相、茂木敏充前幹事長、林芳正官房長官の5人で争う見込みとなった。
小泉氏不出馬の観測が飛び交い永田町を騒がせていたがこの日、報道各社は「出馬の意向を固めた」と一斉に報じた。小泉氏は閣議後会見で「(13日に地元の)横須賀と三浦の方の声を聞きながら最終的に判断したい。いろんな報道はあるが、私として、何か申し上げたことはない。どちらの決断をするにしても、大臣としての務めをしっかり果たしていきたい」と慎重な構えを崩さなかった。
石破首相が辞任表明した前夜の6日に小泉氏は菅義偉元首相と官邸を訪れていた。菅氏が30分の滞在だったのに対し小泉氏は2時間に及び、最終的に辞任を迫ったとみられている。
会見では「総裁選出馬ありきでタイミングをうかがっていたのではないか」「石破首相を踏み台にしたのではないか」との質問が飛び、小泉氏は「説得なんてとんでもありません。総理のお気持ちに向き合いながら、いろんなお話を聞かせていただいた」と石破首相を〝介錯〟したわけではないと弁明した。
「党内では、石破首相に引導を渡し、石破おろしに決着をつけたと評価される一方、『主君を追い出して、後釜に座る資格があるのか』との批判もあった。出馬するなら立場もあるだけに後出しジャンケンになるとみられていたが、広がっていた不出馬観測を打ち消す意味でも周辺が出馬意向だけは先に示した形になったのではないか」(永田町関係者)
共同通信が11、12日に行った世論調査で次の総裁にふさわしい人では、高市氏が28%、小泉氏は次点の22・5%で、11・4%の林氏、6・1%の茂木氏、3・4%の小林氏を大きく引き離した。高市氏との一騎打ちムードも漂うが、前回の総裁選では途中で失速した苦い経験がある。同じ轍を踏まないように入念な準備に追われることになりそうだ。












