【The Ranking~気になるモノを徹底調査】ボクシングの元WBO世界ミニマム級王者・福原辰弥氏(36)が、自身が考える「歴代日本人最強ボクサー」ベスト3を明かした。

 第1位には「文句なし」で世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)を選出。5月にラモン・カルデナス(米国)を8ラウンド(R)でTKO、現役最多の世界戦通算25勝目をマーク。世界戦23KOは歴代最多で日本人の世界戦連続KO記録を「11」に更新した。福原氏は「1位は井上選手。これは誰に聞いてもそうなると思う」と、少しも迷うことなく“モンスター”を選出した。

 第2位には元WBA世界ライトフライ級王者で日本男子の連続防衛記録(13回)を持つ具志堅用高を選んだ。独特のヘアスタイルから「カンムリワシ」と呼ばれた具志堅は、1981年にペドロ・フローレス(メキシコ)に敗れて引退するまで同ベルトを約4年半も守り続けた。福原氏は「具志堅さんはバラエティー(番組)のイメージが大きいけど、初めて試合を見た時に『こんなに強いのか』と思った。この時代の防衛13回はすごい」と絶賛した。

金字塔を打ち立てた具志堅用高(右)。左はアルフォンソ・ロペス(79年4月)
金字塔を打ち立てた具志堅用高(右)。左はアルフォンソ・ロペス(79年4月)

 第3位は「2人いて、どちらを入れようか、めちゃくちゃ悩んだ」と2人のボクサーを選択。1人目は元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志だ。“KOダイナマイト”の異名を持ち、同ベルトを11度防衛。9戦でKO勝ちを収めた。福原氏は「ほとんどの防衛がKO勝利。この階級で、ハードパンチャーでどんどん倒していくのはなかなかいない」と熱弁した。

 もう1人は“ビッグバン”ことWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M・T)。無敗で世界3階級制覇に成功し、6月8日にIBF同級王者・西田凌佑(六島)に6RでTKO勝ちし、ベルトを統一。来年春には東京ドームで井上尚弥とスーパーバンタム級で決戦に臨む予定。福原氏は「中谷選手は今までしっかりKOで勝っているし、苦戦している姿を見たことがない」と力説した。