Mリーグの新チーム「EARTH JETS(アースジェッツ)」の選手インタビュー。ドラフト2位指名を受けた三浦智博は、20年間で5万半荘以上打ち込んできた超実戦派だ。2024年には日本プロ麻雀連盟の「十段戦」を連覇した三浦がMリーグファンに楽しんでもらいたいこととは?

「前原雄大さん、荒正義さん、森山茂和会長からはプロとしての心構えや立ち居振る舞いを教えていただきました」とレジェンドプロたちからも活躍を期待されている
「前原雄大さん、荒正義さん、森山茂和会長からはプロとしての心構えや立ち居振る舞いを教えていただきました」とレジェンドプロたちからも活躍を期待されている

 麻雀と出会ったのは高校1年生の夏。

「野球部の友達から教えてもらって始めました。同期部員30人中29人が麻雀を打てたんで、部活後は毎日のように友達の家で手積みでやってましたね」

 地元の国立大学に進学したが、麻雀一本で生きていくことを決意し中退した。

「麻雀が好き過ぎたんです。とにかくこの道で食っていきたいと上京し、麻雀店で働きながらプロ入りしました。当時の対局番組といえばモンド麻雀プロリーグ。佐々木寿人さんや滝沢和典さんは格好いいなと思いながらよく見てました」

半荘5万回以上の経験がモノを言う
半荘5万回以上の経験がモノを言う

 麻雀を覚えて以来、約20年間で半荘5万回以上打ち込んできた。まさに好きこそ物の上手なれだが、プロ入り後、貫いていることがある。

「どんな試合も自分の一番大事な対局だと思って命がけで打つことを心がけてきました。これは大げさに言っているわけではなく、麻雀プロは目の前の対局で人生が変わるかもしれないからです」

 麻雀スタイルに関しては「Mリーグファンの方に楽しんでもらえると思う」と自信をのぞかせる。

「私の武器は“打点力”です。普段は一発裏ドラなしの日本プロ麻雀連盟の公式ルールで戦っているので、打点の見つけ方は最も研究してきました。なのでMリーガー40人の中でも打点意識は高い方だと思うので、そこは見てほしいですね」

 対局前の過ごし方にはこだわりがある。

「前日はサウナに行きます。サウナ10分、水風呂2分、休憩15分を1セットとし、3セット繰り返します。疲れが取れて、体調万全でいい麻雀が打てる気がするんですよね」

 Mリーグ初参戦となるが、具体的な目標は持たないよう意識しているという。

「チームが勝つための最善手を打ち続けることだけに集中していきます。Mリーガー全員がライバルとなりますが、他団体で対局したことのない人たちと対局できるのは楽しみですね」 

 麻雀牌と一心同体化する三浦にとって麻雀最大の魅力とは、飽きないところだという。

「終わりが来る気がまったくしないんです。麻雀さえ打てていたら幸せだなと感じています」

 ◆取材・構成=福山純生(雀聖アワー)

 ☆みうら・ともひろ 1987年4月26日、愛知県小牧市生まれ。B型。日本プロ麻雀連盟所属。主な獲得タイトルは第40・41期十段位、第48期王位、第4期小島武夫杯帝王戦。異名は“変幻自在の感覚派”。勝負めしはカレー。「たまに自炊する時もカレーが多いですね」