米国で、認知症の飼い主に育てられ体重25キロになったダックスフントが訪問介護士に引き取られ、ダイエットに励んでいる。米誌ピープルが30日、報じた。
訪問介護士のティーガン・ストリックランドさんは、新規の利用者の家を訪問した際、その女性がデイジーという犬を飼っていることを知った。女性の娘がストリックランドさんに対し、「母が飼っている犬はとても太っているんです。母が餌を与えすぎているからなんです」と言った。
ストリックランドさんは「がっしりとした体格の犬を想像していた」が、予想以上だった。
「デイジーを初めて目にしたのですが、生で初めてデイジーを見た時、本当に衝撃を受けました」
ダックスフントは適正体重9~12キロとされるが、デイジーはそれをはるかに超える巨漢だったからだ。
女性の家族は、デイジーが何歳なのか、どこから来たのか知らなかった。ただ、女性がいつもデイジーに餌を与えすぎているということだけは分かっていた。
ストリックランドさんが訪問を初めて数か月間、デイジーの食事習慣を変えようと努力した。
しかし、ストリックランドさんは「認知症をご存じの方なら、これは負け戦だと分かるでしょう。そして、今回の件はうまくいきませんでした。私は家族の何人かと話し合い、『デイジーの健康回復に努めたいので、私に引き取らせてもらえませんか?』とお願いしたのです。家族は同意しました。そして、もう犬の世話をする必要がなくなったことで、家族の肩から重荷が下りたのだと、私は知っています」と語る。
ストリックランドさんは5月20日にデイジーを正式に引き取り、まず獣医師に診てもらった。すぐにデイジーの食事量を減らす計画を立て、減量専用のドッグフードを与え始めた。引き渡された時のデイジーの体重は55ポンド(約25キロ)だった。
現在、デイジーの体重は45ポンド(約20キロ)になった。デイジーは甲状腺機能低下症など、他の健康問題にも取り組んでおり、薬を服用している。
ストリックランドさんがデイジーの医療費をどう支払うか悩んでいた時、担当の獣医師がSNSを立ち上げるよう勧めた。
数本の動画を投稿するうちに、デイジーは人気急上昇。今では、ダイエットの奮闘ぶりを見るためにページを訪れる人も増えているという。
ストリックランドさんは将来的にはデイジーのSNSアカウントを認知症とその影響についての認識を高めるツールとして活用したいと考えている。












