参院選に日本維新の会から比例代表で立候補も惜敗した元K―1王者で、格闘家、YouTuberの久保優太を直撃。選挙戦から維新の内情、今後について、ぶっちゃけた。

 ――落選のショックは癒えたか

 久保 臨時国会や初登院のニュースが流れてきて、自分があの舞台に立ちたかったという思いがふつふつとこみあげて来ます。まだ、めちゃくちゃ悔しいですよ。

 ――敗因は

 久保 全然時間が足りなかった。本格的に政治に挑戦すると宣言したのが5月の東京ドームで、その時は政党も決まっていなかった。選挙では東京、大阪、名古屋、沖縄、長野、茨城と限られたところしか回れなかった。

 ――維新は逆風が吹き、前回から比例票は半減。比例当選は3人だけ

 久保 東京と大阪で温度差が違った。東京では街頭演説でサインや握手の行列ができて、「久保さん、頑張ってください」と言ってくれるファンの方でも「維新から出ている」と答えると「維新ですか~」と落胆された。これが大阪だと「維新を推しているんで、頑張ってください」とウエルカムだった。東京での維新アレルギーはもろに感じて、ネットでは分からなかったリアルな反応があった。

 ――参院選敗北の責任を取って前原誠司共同代表が辞意を表明した

 久保 選挙で吉村さんや前原さんと一緒になったことはないが、何者でもない僕を公認してもらった感謝はある。維新はベンチャー政党で、しがらみがなく、企業・団体献金の禁止や既得権益に切り込んでいる政党。これからも若い人や政治の専門家でない人が参加できるチャンスを与えてもらいたい。

 ――RIZINの榊原信行CEOは選挙で2度も応援入りした

 久保 最後の渋谷でのマイク納めにも来てもらって、「党とか関係ない。逆風が吹いていても久保に託してくれ」と感動的な演説をしてくださった。選挙後、あいさつに行ったら「あきらめないんだろ。今回はこういう形になったが、頑張れ」と次に向けてのポジティブな話をしてくれた。

 ――先月27日の「超RIZIN.4」(さいたまスーパーアリーナ)ではリング上で選挙報告の機会があった

 久保 マイクを持ったら冷ややかな雰囲気になって、お葬式状態でした。敗因の一つに格闘技、RIZINのファンを引き寄せられなかったことがある。ファンからは「選挙にノリで挑戦した」「格闘技に政治を持ち込むな」「引退してからやれ」という声があった。今回、3000万円以上の自己資金を投じて、国のために立ち上がったことや本気度を見てもらいたかったが、理解してもらうのに時間が足りなかった。

 ――今後も政治に挑戦するのか

 久保 悩みごとにラインや電話で答える「クボホットライン」を選挙中に開設しました。次にどの選挙とかまでは考えていないが、地道に社会貢献やボランティア活動を継続して、後援会や仲間を増やしていきたい。

 ――「落選したらリングから離れる」と公約を掲げ、リングからいったん降りると表明した

 久保 ケジメはつけないといけない。「当選したら現役を続ける」と宣言して、3万1412票をいただいたのは、「現役を続けてくれ」と投票してくださった方もいると思う。練習は今も続けていて、選挙中も普通にジムに行っていた。体力だけはある。あとは預金ゼロになった。生活水準を落としていけば、生きていけるが、次の選挙とかを考えたら、いろいろ身の回りの物を売らないといけない。でもそこまでしても日本を変えたい、貢献したい思いは強かった。ここからスタートです。