元内閣官房参与で数量政策学者の高橋洋一氏が4日、「上泉雄一のええなぁ!」(MBSラジオ)に出演し、日米関税の影響について言及した。

 日米の相互関税を巡っては、幅広い品目にかける相互関税が15%、自動車関税も既存税率と合わせて15%で合意。さらに日本企業による対米投資に5500億ドル(約80兆円)の融資・保証枠をもうけ、その利益の90%を米国が受け取るほか、日本は米国のコメの輸入割合を増やすことになった。

 だが、民間企業がどこまで耐えられるかはわからない。

 高橋氏は「これから(関税を)飲めるか飲めないかという話になってくる。自動車関連の下請け企業が関西に多いと思うんですが、そういうところにしわ寄せがくるんじゃないですか」と推察。

 日本の景気への影響も「悪くなりますね」と指摘。その対策について「秋の臨時国会で打ち出さなきゃいけないでしょうけど、少数与党、衆参ともに…。ちょっと出せないですよ」と現在の政治状況を危惧した。

 さらに「先行き不安というのが一番困る。ある程度、手当があって、道筋があれば、けっこう安心できるんですけど、それがないわけです。誰も法案を通せない状況になっていて、野党もまとまりにくい状況になると、無為無策という状況が続きそう」と話した。

 最後に「こういう時に救世主みたいなのが、出たりするのを待つしかないかもしれない」と語っていた。